ITビジネス日本語-10 顧客検収テスト・アフターサポート

Posted by WZhong on Saturday, April 1, 2023

TOC

0 学習目標

0.1 様々な状況を仮定する

0.2 検収テストの結果を伝え聞く

1 様々な状況を仮定する

1.1 モデル会話

  • 田中:

    • 明日から、顧客検収が始まります。2日間の予定なので、よろしくお願いします。
    • 業務終了後の夜間にも作業が入るので、各処理の作成者は、念のため、電話連絡がつくようにしておいてください。
  • ワン:

    • お客様から、直接、電話が来ることがあるのですか。
  • 田中:

    • いいえ、テストにはシステム部が立ち会っていますので、その心配はありません。
    • 仮にシステム部が分からない不具合や不明点が出た場合は、システム部から会社待機の私に連絡が来ます。
    • 私で分かることは、その場でお返事しますが、細かい内容の場合は、各作成者に私かシステム部から連絡を入れるかもしれません。
  • ワン:

    • その不具合がすぐに解決できそうになかったら、ユーザーと協議の上、期日を設定して修正することも可能ですか。
  • 田中:

    • 期日はあまり延ばせませんが、そうすることになると思います。
    • 今までのテスト結果を見ていますと、ほぼ先方の要求仕様通りにできていると思います。
    • でも、不具合が出るかもしれませんから、気を抜かないで待っていてください。
  • ワン:

    • 不具合が出ないといいんですけど。
  • 田中:

    • そうですね。私もそうお願います。
  • 斎藤:

    • 検収印をいただいたあかつきには、打ち上げしましょうよ。
  • ワン:

    • 楽しみです。2日間、頑張ります。

1.2 基本フレーズ:仮定する

  • 1.前提条件を述べる

    • 「仮に~た場合は、~」 = 「もし~したら」という意味
    • 「AそうになかったらBすることも可能ですか」 = 「Aの条件でのBの可能性」を質問する表現
    • 「今までの~と」→「今までの経験から申しますと」のように、過去の経験から未来の状態を推測する。
  • 2.仮定して意見を述べる:「~たらいいんだけど」「~たらいいのですが」

    • 「不具合が出ないといいんですけど。」
    • 「検収印がもらえたらいいんだけど。」
  • 3.困難な希望が達成したと仮定して言う

    • 「~あかつきには」は、「~したその時には」という意味で、「成功・実現・成就・完成」などの言葉と共に使われる。
    • 「検収印をいただいたあかつきには、打ち上げしましょうよ。」

2 連絡の順番の確認

  • 1.AからBに連絡が来ます。

  • 2.AかBから、Cに連絡が行きます。

  • 3.Cは、いつでも電話に出られるようにしてください。

  • 4.問い合わせ窓口は、Aになります。Aが問題をきりわけて、担当部署に連絡します。

3 検収テストの結果を伝え聞く

3.1 モデル会話

  • 斎藤:

    • 無事に顧客検収も終わったみたいですね。
  • 田中:

    • 多少の修正要請が入ったみたいだけど、大きな不具合はなかったから良かったよ。
    • カットオーバーは予定通り来月10日になるそうです。斎藤さん、ワンさん、その日も、電話待機はお願いします。
  • ワン:

    • 承知しました。検収の時と同じような感じですね。導入後の問い合わせや不具合はどうなるのですか?
  • 田中:

    • 今回のお客さんは、1年のソフトウェア保守契約をしてくれたとのことですから、その範囲で、対応していきます。一次窓口は、サポートセンターになります。
  • 斎藤:

    • 保守契約してくれているなら、安心ですね。
  • ワン:

    • 新しい機能の追加などは、保守契約に含まれないんですよね。
  • 斎藤:

    • 基本的に、設計書の内容以外の機能は対応範囲外ですが、ケースバイケースですね。
    • システム部によれば、先方の満足度はかなり高いとのことでした。
    • ここだけの話ですが、以前に契約したA社とは比較できないくらい、完璧な仕事を迅速にできる会社だと褒められましたよ。
    • 皆さんのおかげです。ありがとう。

3.2 基本フレーズ:聞き伝える

  • 1.聞いたことを伝える

    • 「~そうですよ」「~とのことです」などは、電話で伝言を預かった時にも役立つ表現。
  • 2.情報源を示す

    • 「~によれば、~とのことでした」「~によれば、~だそうです」
  • 3.口外を禁じる

    • 「ここだけの話ですが」「オフレコですが」「内密ですが」など
    • 「オフレコ」は「off the record」の意味。
  • 4.「~そうだ」と「~らしい・~みたい」の違い

    • 「~そうだ」:確実なことを伝える場合に使う。
    • 「~らしい・~みたいだ」:確かではないことを伝える場合に使う。

4 仕事ができる外国人ビジネスパーソン

スキル 主な内容
1.ビジネス日本語能力 敬語、ライディング(メール)、電話対応、等
2.社会人基礎力 マナー、チームワーク、ポジティブシンキング、モチベーション、タイムマネジメント、気配り、他者貢献の精神、ストレス耐性、論理、寛容さ、等
3.異文化調整能力 日本人の価値観や行動様式、日本のビジネス文化などの理解と適応
4.ビジネススキル マーケティング、情報分析、戦略立案、ロジカルシンキング、プレゼンテーション、営業、PR、プロジェクトマネジメント、設計、開発、デザイン、等
※ 経済産業書の「外国人留学生受けの研修のあり方について」を基に作成

5 このUnitのまとめ

  • 仮に~した場合は、…

  • 今までの経験から申しますと、…

  • ~あかつきには…

  • ~そうですよ

  • ~によれば、~とのことでした/~だそうです

「真诚赞赏,手留余香」

WZhong

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