日语口语 - Shadowing 日本語を話そう - 就職・アルバイト・進学面接編

Posted by WZhong on Sunday, September 18, 2022

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Unit 1 アルバイトの面接

1-1 スモールトーク

  1. 面接官: (ノック3回)失礼します。今日、2時から面接の予約のカインです。
    応募者: あ、はい。聞いています。じゃ、ちょっとこちらでお待ちください。

  2. 面接官: 当社に来るまでに道に迷いませんでしたか。
    応募者: いいえ、ネットで調べてきましたので迷いませんでした。

  3. 面接官: ベンさんは日本に来てどれくらいになるんですか?
    応募者: 半年ぐらいです。

  4. 面接官: じゃあ、日本語は学校で勉強しているんですか?
    応募者: はい、毎日勉強しています。それから日本人のシェアメイトにも少し教えてもらっています。

  5. 面接官: 今日は土曜日なのにわざわざ来てもらって悪いね。①
    応募者: いいえ、こちらこそ面接させていただき、ありがとうございます。

    01 「わざわざ来てもらって悪いね」という言葉は「来てくれてありがとう」と同じ意味で使われます。このように言われたら、「いいえ」と一度否定し、「面接の機会をもらえて嬉しい」という気持ちを伝えましょう。また、面接官がカジュアルな言い方をしても、必ず丁寧な日本語で答えましょう。

  6. 社員・従業員: ピエールさん、こちらでお待ちください。担当の者が迎えに来ますので。
    応募者: はい、ありがとうございます。②

    02 「はい」だけでなく、必ず「ありがとうございます」とお礼を言うようにしましょう。

  7. 面接官: ケイトさんのうちは、横浜なんですね。ちょっと時間かかりますね、ここまで。
    応募者: はい、今日は1時間ぐらいかかりました。でも、乗り換えが上手くいけばそんなにかからないと思います。

  8. 面接官: 今日は本当に暑いですねー。
    応募者: はい、そうですね。
    面接官: タンさんの国も暑いんですよね。
    応募者: はい、でも日本ほどは暑く感じません。湿気がないからかもしれませんが…。

  9. 面接官: ザビエルさんは、日本語上手ですねー。
    応募者: ありがとうございます。でも、まだまだです。
    面接官: そんなことないですよ。発音もきれいだし。
    応募者: ありがとうございます。でも、敬語を使うのは難しいですね。今勉強中です。

  10. 面接官: デヴィッドさん、今日はどうやって来ましたか?③
    応募者: はい、東西線で来ました。
    面接官: ああ、一本で来られるんですか。便利ですね。最寄り駅はどこですか?
    応募者: はい。東陽町です。

    03 「どうやって来ましたか」というのは、通勤経路を問う質問です。「〇〇線で来ました」のように具体的に説明しましょう。

  11. 面接官: 日本の生活はもう慣れましたか?
    応募者: はい、もう2年ですから、だいぶ慣れました。
    面接官: 国にはよく帰るんですか?
    応募者: ええ、1年に1回ぐらいです。

1-2 電話アポイントメント

  1. 応募者: もしもし、そちらでアルバイトを募集していると聞いたんですが。
    社員・従業員: ええ、今していますよ。応募の方ですか。

  2. 面接官: それじゃあ、一度こっちに面接を受けに来てくれませんか。
    応募者: はい、分かりました。いつお伺いすればよろしいでしょうか。

  3. 応募者: すみません、アルバイト募集の件でお電話したんですが。担当の鈴木様④いらっしゃいますか。
    社員・従業員: はい。今鈴木に代わりますので、少々お待ちください。

    04 「面接担当の〇〇様」「採用(御)担当の〇〇様」「ご担当の方」というように面接をしてくれる人を読んでもらいましょう。

  4. 応募者: すみません、インターネット求人サイトでアルバイト募集を知ったんですが…。
    面接官: ああ、そうですか。アルバイト希望の方ですね。それではお名前を教えていただけませんか。

  5. 面接官: じゃあ、今週の水曜から金曜の午前中で、お店に来られる日ありませんか。
    応募者: すみません。午前中は学校があるので、土日でしたら伺えるのですが。

  6. 面接官: じゃ、土曜の2時ね。履歴書、写真を貼ったものを持ってきてください。
    応募者: はい、土曜の2時、写真付きの履歴書ですね。わかりました。

  7. 応募者: もしもし、山川商事さんですか。今、電話をしていたケイトです。すみません。途中で切れてしまいまして。
    面接官: いえいえ、こちらこそ。

  8. 面接官: はい、コンテンドー株式会社でございます。
    応募者: もしもし、ソンと申しますが、学校の掲示板でアルバイト募集の紙を見たんですが。まだ募集していますか。
    面接官: ええ、今も募集していますよ。
    応募者: あ、そうですか。よかったです。
    面接官: 面接ご希望ですか。
    応募者: はい、お願いします。

  9. 面接官: それでは、一度面接に来てください。会ってみて色々話を聞きたいので。
    応募者: はい、わかりました。
    面接官: いつがいいかな。ええっと、来週の初めはどうですか?月曜日の10時は。
    応募者: はい、大丈夫です。来週月曜10時ですね。

  10. 面接官: 面接の時には履歴書を持ってきてくださいね。
    応募者: りれきしょ…。すみません、それは何ですか。
    面接官: 名前とか住所とか卒業した学校とか書いてある紙ですよ。
    応募者: はい、分かりました。

  11. 応募者: もしもし、アルバイトの広告を見てお電話しました。
    面接官: ああ、すみません。ちょうどさっきアルバイトの人が決まってしまって…。
    応募者: あ、そうなんですか。
    面接官: また募集するので、その時にまた応募してください。

  12. 面接官: お名前は?
    応募者: ㇳッツ タン コン トゥエン と申します。
    面接官: あ、すみません。もう一度、ゆっくりお願いします。
    応募者: すみません。コンと呼んでください。

  13. 面接官: じゃ、いつがいいかな。来週木曜日の2時頃はどう?⑤
    応募者: 来週の木曜日、13日の2時ですか、すみません…。
    面接官: あ、都合が悪いんですか。
    応募者: すみません。その日は大学の試験があって面接は…。

    05 アルバイト面接では、お店の人がカジュアルな言い方をする場合があります。そういう場合でも、必ず丁寧な言い方で答えましょう。

  14. 面接官: はい、人事部の山田です。
    応募者: あ、もしもし、今日面接の予定のアルフレッドですが、すみませんが少し遅れてしまいそうなんです。⑥
    面接官: あ、どうしたんですか?
    応募者: 電車が人身事故で止まってしまったんです。

    06 何かトラブルがあって遅れる時は、必ず連絡を入れましょう。

  15. 面接官: そうですか。電車、どのくらい遅れそうですか。
    応募者: あと15分ほどで動きそうです。
    面接官: じゃ、待ってますから。気を付けて来てくださいね。
    応募者: ありがとうございます。ご迷惑をおかけしてすみません。⑦

    07 電車の遅れなど、自分のせいでなくても謝ったほうがいいです。

1-3 アルバイト面接

  1. 面接官: ピエールさん、ご出身は?
    応募者: フランスです。でも、小さい頃からずっとアフリカに住んでいました。

  2. 面接官: ここまで通勤時間はどのくらいかかりますか。
    応募者: 歩いて30分ぐらいです。自転車だと10分ぐらいで来られます。

  3. 面接官: 今日、履歴書、持ってきていますか。
    応募者: はい、よろしくお願いいたします。

  4. 面接官: 日本語は大丈夫?
    応募者: はい、話すのはまだまだですが、聞くのはだいたい大丈夫だと思います。

  5. 面接官: これまでに何かアルバイトした経験がありますか。⑧
    応募者: はい、国で半年、レストランのホールスタッフをしていました。

    08 以前した同じようなアルバイトの経験をできるだけ具体的に話しましょう。そのような経験がない場合でも、関係がある経験を話すといいでしょう。

  6. 面接官: 週に何日ぐらい働けますか?
    応募者: 週に四日働けます。平日は火曜日と金曜日、週末も大丈夫です。

  7. 面接官: いつから働けますか?
    応募者: 来週初めから働けます。

  8. 面接官: アルバイトと勉強、これから大変になるよ。大丈夫?
    応募者: はい、両立できるように頑張ります。

  9. 面接官: 今日はご苦労様です。⑨
    応募者: いいえ。お時間いただき、ありがとうございます。
    面接官: それじゃ、面接を始めましょうか。
    応募者: はい、お願いします。

    09 「わざわざ来てくれてありがとう」の意味です。面接官の気づかいに対して御礼を言いましょう。

  10. 面接官: ワンさん、初めまして。
    応募者: 初めまして。今日は面接よろしくお願いします。
    面接官: お、いい笑顔だね。接客には笑顔が一番大切だからね。
    応募者: そうですか。ありがとうございます。

  11. 面接官: フレデリックさんはどうして日本に来たんですか。
    応募者: 子どもの時から日本のゲームに興味があって、日本語を勉強したいと思って来ました。
    面接官: そうでしたか。
    応募者: はい、私も早く日本語が上手になって、日本でゲームの仕事がしたいです。

  12. 面接官: どうしてここでアルバイトしようと思ったんですか?
    応募者: こちらで働いている先輩から、いい職場⑩だと聞いていたからです。
    面接官: あ、そうですか。
    応募者: それに、日本や日本人をもっと理解するには、この店でのアルバイトがいい経験になると思ったからです。

    10 「いい職場」とは「働きやすい場所」という意味です。先輩や知人が実際にそこで働いていて、いろいろな話を聞いているというのは最大のアピールポイントになります。

  13. 面接官: ここの仕事、朝早いし、きついし大変だよ。それでも大丈夫?
    応募者: はい、大丈夫です。体力には自信があります。
    面接官: そう。でも、途中で辞められるとこっちも困るんだけど。
    応募者: そんなことありません。一生懸命頑張ります。⑪

    11 働く意識や覚悟があるか聞かれたら、「ここで頑張りたい」という気持ちをしっかり伝えましょう。

  14. 面接官: 人手が足りない時、ときどき残業とか休日出勤をお願いすることもありますが、大丈夫ですか?
    応募者: はい、できる限り引き受けたいと思います。
    面接官: そう、そうしてくれるとこっちも助かるよ。
    応募者: はい。そうできるように頑張ります。

  15. 面接官: そうか、希望はホールスタッフなんですね。でも、今の日本語力なら、まずはキッチンスタッフで入って、うちのメニューとかをまず覚えてってもらいましょうか。
    応募者: はい、分かりました。
    面接官: 調理とかの経験はありますか?
    応募者: アルバイトでの調理経験はありませんが、自炊はしています。

  16. 面接官: 勤務時間は9時スタートなら13時あがりか、4時半あがり。ま、バイトに慣れて忙しい時はラストまで、通しでお願いすることもあるかな。
    応募者: ラストは何時までですか?
    面接官: お客さんは9時までで、そのあと掃除して10時には終わります。
    応募者: はい。早く仕事を覚えたいと思います。

1-4-1 通し練習:電話アポイントメント

  • 店員: お電話ありがとうございます。カフェレストラン大森でございます。
    応募者: もしもし、アルバイト募集の広告を見たんですが…。ご担当の方いらっしゃいますか。
    店員: はい、少々お待ちください。

    面接官: はい、お電話代わりました。店長の鈴木です。
    応募者: お忙しいところすみません⑫。私は韓国のユンと申します。アルバイト募集の広告を見てお電話しました。ぜひそちらでアルバイトをしたいんですけど。
    面接官: 留学生ですか。日本語は大丈夫ですか。
    応募者: はい、毎日日本語学校で勉強しているのでだいたいは分かります。
    面接官: そう。じゃあ、一度履歴書持ってきてください。
    応募者: はい、ありがとうございます。いつ伺ったらよろしいでしょうか。
    面接官: じゃ、木曜日の10時ぐらいはどうですか。
    応募者: あ、すみません。木曜日の午前中は授業があって…。午後なら大丈夫なんですが。
    面接官: そうですか、じゃ、2時はどうですか。
    応募者: はい、分かりました。木曜の2時ですね。
    面接官: はい。ここの場所は分かりますか。
    応募者: はい、調べて伺います。
    面接官: そう、じゃ、履歴書忘れないで持ってきてくださいね。
    応募者: はい、分かりました。よろしくお願いします。
    面接官: はい、じゃまた木曜日。
    応募者: はい、失礼します。

    12 電話ではまず初めに相手の都合に配慮し、お詫びを言うようにしましょう。

1-4-2 通し練習:アルバイト面接

  • 面接官: はい、では面接始めましょうか。
    応募者: はい、金ユンヒと申します。本日はよろしくお願いします。
    面接官: えっと、金さんは韓国の方ですね。
    応募者: はい、そうです。
    面接官: コンビニでアルバイトをした経験はありますか。
    応募者: いいえ、コンビニではありませんが、ファミレスでしたことがあります。ホール担当でした。
    面接官: じゃ、接客は大丈夫ですね。
    応募者: はい。レジ打ちも少しはできます。
    面接官: そうですか。うちは土日を含めて週4日⑬は入って欲しいんですが…。
    応募者: はい。あの、時間帯は…。
    面接官: 午後5時から10時までの5時間です。大丈夫ですか。
    応募者: はい、大丈夫です。
    面接官: 平日は何曜日に来られますか?
    応募者: 月曜日以外は大丈夫です。
    面接官: じゃ、火曜日と金曜日にお願いできますか。
    応募者: はい。分かりました。
    面接官: じゃ、早速来週の火曜日からお願いします。最初の1週間は研修期間ですけどね。
    応募者: はい、ありがとうございます。
    面接官: じゃ、そういうことで。あ、そうそう、時給ですが、早番が1000円、遅番が1200円スタートですよ。遅番はまかない付きです。
    応募者: はい。
    面接官: それから、給料は15日締めの25日払い。交通費は全額支給します。銀行振込なので、今度来た時口座番号教えてくれませんか。
    応募者: はい、分かりました。
    面接官: それじゃ、また来週の火曜日にお待ちしています。
    応募者: はい、ありがとうございました。

    13 「土曜日・日曜日を入れて一週間に4日」という意味です。土曜日・日曜日、平日もできるだけ多くの日に働けるということをアピールすると有利になります。

1-5 マイページ・アルバイト面接

質問に対する自分なりの答えを作り、音声に合わせて実際の面接シミュレーションをしましょう。

  • 面接官: お待たせしました。担当の田中です。
    あなた: 〇〇初めまして、鍾と申します。今日の面接よろしくお願いします。
    面接官: この場所すぐ分かりましたか。
    あなた: 〇〇はい、ネットで調べてきましたのですぐ分かりました。
    面接官: そうですか。ここまでどのくらいかかるんですか。
    あなた: 〇〇今日は1時間ぐらいかかりました。
    面接官: それで面接、始めましょうか。
    あなた: 〇〇はい、お願いします。
    面接官: えー、〇〇さん、お国は?
    あなた: 〇〇中国です。
    面接官: 日本に来てもうどれくらいになるんですか?
    あなた: 〇〇半年ぐらいです。
    面接官: 日本語の勉強はどうですか?大変でしょう?
    あなた: 〇〇日本語は毎日勉強しています。話すのはまだまだですが、聞くのはだいたい大丈夫だと思います。
    面接官: 以前こういう仕事をした経験はありますか。
    あなた: 〇〇はい、国で五年、こういう仕事をしていました。
    面接官: どうしてここでアルバイトしようと思ったんですか。
    あなた: 〇〇こちらで働いている友達から、いい職場だと聞いていたからです。
    面接官: 週何日ぐらい働けますか。
    あなた: 〇〇週に4日働けます。平日は火曜日と金曜日、週末も大丈夫です。
    面接官: 仕事はいつから始められますか。
    あなた: 〇〇来週始めから働けます。
    面接官: じゃ、明日中にアルバイト採用の結果を電話でご連絡します。
    あなた: 〇〇はい、分かりました。ありがとうございました。

1-6 この課の表現・ことば

  • 乗り換える:新宿で山手線に乗り換えます。

  • 最寄り駅:最寄り駅は丸ノ内線の新中野です。

  • ~に応募する:このアルバイトに応募するつもりだ。

  • 都合がいい/悪い:平日の午後はゼミがあって都合が悪い。

  • ~と~を両立する:学校の勉強とアルバイトを両立するのは大変だ。

  • 接客する:以前、ホールの仕事をしていたので、接客に慣れている。

  • 休日出勤:休日出勤は可能だ。

  • ~を引き受ける:いい経験になるので、その仕事を引き受けだ。

1-7 アルバイト用語

  • 〇時スタート、△時あがり: start at 〇 o'clock, finish at △ o'clock

  • ラストまで: until the store closes

  • 通しで: working from daytime through the stroe's closing

  • 早番: in shift work, the early shift

  • 遅番: in shift work, the late shift

  • まかない: meals provided by the workplace

  • 〇日締めの△日払い: getting paid on the △th for the pay period ending on the 〇th

Unit 2 大学・専門学校入試の面接

2-1 大学・専門学校入試の面接

  • 志望動機・志望校への関心の高さ

      1. 面接官: 参加されたオープンキャンパス①では、本学にどんな印象を持ちましたか。
        応募者: はい②。あの、学生の方が案内してくれたのですが、学生の方々が充実した大学生活を過ごしているように思いました。

        1 専門学校や大学で行われる進学説明会のこと。模擬授業や施設案内、在校生や教職員との相談会などが行われることが多いです。
        2 質問されたら、まず「はい」と言いましょう。「答える意志がある」という合図です。

      1. 面接官: どうしてこの大学を志望したんですか。
        応募者: はい。あのー、私の先輩がこちらの大学の経済学部にいます。その先輩から、留学生にとって学習環境が整っていることや、生活の支援、また奨学金なども充実していることを聞きました。そこで私も大学のホームページやパンフレットをよく読んで検討しました。そして私の学びたいことが学べるようですし、四年間学ぶのにとてもいい環境など感じました。こうした理由からこちらの大学を志望しました。
      1. 面接官: 本学③の経営学部を志望しているんですね。どうしてうちの経営学部を考えているんですか。
        応募者: はい。卒業後の就職率が高いので、多くのことが学べる環境だと考えました。私は将来、起業したい④ので、マネージメントについても学びたいと考えています。

        3 「私たちの大学」の意味です。大学に勤めている教職員が使う表現。
        4 次の質問は、当然、どのような分野で起業したいのかを聞かれます。もしまだ未定でも、分野やどのような方面か考えておく必要があります。

      1. 面接官: 環境理工学部の中でも、どうしてこの学科を志望したんですか。
        応募者: はい。持続可能な社会のためには環境について学ぶ必要があると思います。また、これからは環境ビジネスにチャンスがあると考えています。中でも私は緑地化や水、農業などに関心があり、こちらの学科で勉強したいと考えました。
      1. 面接官: 志望は経済学部ですね。どうして経済学部を志望しているんですか。
        応募者: はい。私の国、ベトナムは今まさに経済発展をしています。しかし、これは光の部分で影の部分は地方と都市部の経済格差や、環境への影響などがあります。日本は経済成長を続ける中でこうした課題を上手に克服してきました。私は経済学を学び、経済成長を支えるための制度や規制学びたいと思いました。以上が経済学部を志望した理由です。⑤

        5 「以上が~理由です。」という表現は、結論を最後に述べる際の一つの模範的なスタイルです。

      1. 面接官: 経営学部の志望動機は何ですか。
        応募者: はい。父は海鮮食品を扱う仕事をしているので、ゆくゆくは私がその仕事を引き継ぐことになっています。この事業での今後の発展を考えると、世界市場に目を向ける必要があると考えています。そこで私は広く経営学や国際経済について学びたいと考えました。また、ビジネスツールとしてインターネットの重要性はますます大きくなると考えているので、コンピュータ技術もしっかり学びたいと考えています。
      1. 面接官: 志望は外国語学部ということですが。どういったことで外国語学部を選んだんですか。
        応募者: はい。あの、私は卒業後は日本でサービス業に就き、日本流の「おもてなし」の精神と方法を学びたいと思っています。そのためには総合的なコミュニケーション能力を高める必要があると考えました。そこで、まずは日本語をしっかり学び、続いて日本文化や日本的な考え方など、日本のスピリットを学びたいと思います。そして将来的には、日本語を駆使した仕事ができるようになりたいと思っています。以上が外国語学部を志望した理由です。
      1. 面接官: 大学で一番学びたいことは何ですか。
        応募者: はい。一番という意味では専門の勉強です。しかし、それ以外にも就職活動のことを考えて、できるだけ人と多く接する機会を作り、様々な経験を積みたいと思っています。そのためにアルバイトをしたり大学行事に参加したいと思っています。また、一生付き合えるような日本人の友人や先生に出会えればと思っています。
      1. 面接官: 本校についてはどうやって知ったんですか。
        応募者: はい。インターネットで「日本」「専門学校」「アニメーション」といったキーワードで検索をしました。その際にこちらの専門学校が目にとまりました。そしてSNSでこちらの大学で学んでいる留学生と知り合いになり、学校生活や卒業後の進路などについて教えてもらいました。
      1. 面接官: どうしてこの専門学校を志望したんですか。
        応募者: はい。観光学が学べること、学ぶための環境、そして生活するための環境が整っていること、この三つの点から専門学校を検討しました。大きな学校では教員一人に対する学生数が多く、また人と人との距離が離れているのではないかと思いました。そこで私は中規模あるいは小規模の専門学校が自分にとっては良いと考えました。私自身、韓国の地方都市の出身なので日本でも地方都市の方が居心地がいいだろうと思い、こうした理由からこちらの専門学校を志望しました。
  • 卒業後の進路に関する質問

      1. 面接官: 卒業後の進路について、どのようなことを考えていますか。
        応募者: はい、チャンスがあれば学んだ専門を生かして、日本企業で働きたいと思っています。具体的なことはこれから考えていきたいと思います。⑥

        6 将来の進路について、黙然とした考えしかない場合でも「まだよくわかりません。」などと答えずに、これから具体的に考える意志を伝えましょう。

      1. 面接官: 卒業後の希望や予定を聞かせてください。
        応募者: はい。あの、できれば日本でホテルや旅館などのサービス業に就職したいと考えています。そのため、これからの学生生活でコミュニケーション能力を高め、それを生かしながら、おもてなしの精神を学びたいと思います。そして、ゆくゆくは帰国し、日本で学んだことを生かして、起業したいと考えています。
      1. 面接官: 卒業後、進学や就職といった目標がありますか。
        応募者: はい。両親とも相談したのですが⑦、卒業後はさらに自分の知識を高めるため大学院への進学を考えています。ただ、まだ分からない点も多いので、大学に入学して、先生方にご指導をいただきながら、具体的な将来の進路を考えていきたいと思っています。

        7 両親と相談していることで、計画的であること、また経済的に学習を支える環境があるように印象付けることができます。

      1. 面接官: 卒業後について今の段階で何か計画がありますか。
        応募者: はい。卒業後は可能であれば日本の物流の分野で働きたいと思っています。インターネットショッピングを支えているのは物流の力だと思います。私は物流が経済のカギではないかと今は考えています。
  • 学費や生活費に関する質問

      1. 面接官: 学費は誰が負担しますか。⑧
        応募者: はい。学費や生活費は父が支援してくれることになっていて、父からは勉強に専念するように言われています。

        8 留学生の面接では、学習を継続する環境が整っているかを確認するため、経費(学費、生活費)を誰が負担するか質問されることがあります。

      1. 面接官: 学費や生活費といった経済的なことはどのような計画ですか。
        応募者: はい。学費は両親に送ってもらえることになっています。生活費はアルバイト代を充てたいと思っています。
      1. 面接官: 学費や生活費といった経済的な計画をお聞かせください。
        応募者: はい。3年間、国で働いて貯めた貯金があります。それを学費に充てたいと思います。また、アルバイトをして生活費に充てたいと思います。
      1. 面接官: 学費は誰が負担しますか。
        応募者: はい。えー、学費と当面の生活費は両親と親戚が負担してくれることになっています。しかし2年目からの生活費はアルバイトをしてまかなおうと思っています。贅沢をしなければやっていけると考えています。また⑨、3、4年次には就職活動のためのお金が必要だと聞きました。そこで夏休みや冬休みに一生懸命アルバイトして、就職活動の資金も計画的に貯金したいと思います。

        9 「また」以降の文はなくても質問には十分答えていますが、答えることで、計画性の高さと進路意識の高さをアピールすることができます。

  • 語学力に関する質問

      1. 面接官: 日本語はどうやって勉強しましたか。
        応募者: はい。国で一年間、日本の日本語学校で一年間、勉強しました。今年の七月に日本語能力試験のN2レベルに合格しました。
      1. 面接官: 日本語は国内で二年間、勉強したんですね。じゃ、日常生活では不自由なくといったところですか。
        応募者: はい。聞いたり、話したりするのはあまり不自由はありません。大学では書いたり読んだりする機会が増えると思うので、頑張りたいと思っています。
      1. 面接官: 英語能力はどのぐらいありますか。
        応募者: はい。TOEICやIELTSは受けたことがありませんが、テレビやニュース、新聞など不自由なく理解できます⑩。

        10 語学力を証明する資格を持っていなかったり、あるいは日本では知名度のない資格試験の場合は、その言語で何ができるのか目安を伝えましょう。

  • 個人の資質に関する質問

      1. 面接官: あなたの尊敬する人は誰ですか。
        応募者: はい。私は父をとても強い人だと尊敬しています。人は誰でもいろいろな失敗や間違いをすると思います。私ももちろんたくさん失敗をしてきました。そういう時、私は失敗や自分の弱さを人にできるだけ隠そうとしてしまいます。しかし、父は息子の私に対してでさえ、自分を強く見せようとはしませんし、弱さを隠すこともありません。私はこういう人こそ本当に強い人だと思います。
      1. 面接官: どうして日本に留学しようと思ったんですか。
        応募者: はい。えー、正直、ほかの国も留学先として考えました。しかし、日本には私の親友や先輩が住んでいることが一番大きかったと思います。やはり外国に留学するのはいろいろ不安ですし、友人が日本にいれば安心して勉強に専念できますし、何か困ったことがあっても心強いと思ったからです。
      1. 面接官: 自分の長所と短所を教えてください。
        応募者: はい。長所はモチベーションが高いところだと思います。家族や友人からは頑張り屋だと言われます。短所⑪は頑張りすぎるところです。それで、時々人にまで厳しくなってしまうことがあります。
        面接官: なるほど、人に厳しく当たってしまうことがあるんですね。
        応募者: はい。そうならないように気を付けています⑫。私は人に厳しいこと自体は悪いことだとは思いませんが、人に気持ちよく理解してもらえるようにコミュニケーション能力を高めたいと思っています。

        11 短所は「人と接するのが嫌い」といった致命的な短所を正直に述べる必要はありません。
        12 自分の短所を認識していること、短所を改善しようと努力していることを述べると印象が良くなります。

  • 受験状況に関する質問

      1. 面接官: ほかの大学も受験しますか⑬。
        応募者: はい。こちらの大学と地球市民大学とを受験しています。どちらも非常に魅力的な大学だと考えています。

        13 大学や専門学校が入学予定者数を把握するために聞く質問で、基本的に合否は左右しません。

      1. 面接官: 今日の試験はどうでしたか。
        応募者: はい。おおかた良くできたと思います。小論文では時間がギリギリでしたが、伝えたい内容は書けたと思っています。
  • 逆質問:受験者からの質問

      1. 面接官: では、最後に何か質問があればどうぞ⑭。
        応募者: はい。合格が決まり次第、アパートやアルバイトを探そうと思っているんですが、学校から紹介していただくことはできますか。

        14 受験者からの質問を受け付ける場合があります。学内の設備や奨学金制度など、聞きたい質問を用意しておきましょう。

      1. 面接官: では、そちらから何か質問があればお聞きください。
        応募者: はい。あのー、大学に寮があるようですが、寮に住むにはどういう手続きが必要ですか。
      1. 面接官: それでは逆に質問などがあれば受けますが。
        応募者: はい。あの、ご助言いただきたいんですが。もし合格通知をいただいたら、入学までに二ヶ月ぐらい時間がありますが、どんな勉強をしておけばいいでしょうか。

2-2 通し練習:大学入試面接

  • グエン:(ノック三回)失礼いたします⑮。
    面接官:どうぞ。受験番号と名前を教えてください。
    グエン:EC1253、グエン・バンブンです。
    面接官:はい。では、座ってください⑯。
    グエン:はい。失礼いたします。
    面接官:えー、面接の前の筆記試験はどうでしたか。
    グエン:はい。えー、小論文のテーマが難しかったのですが、今の時点で考えていることが書けたと思います。
    面接官:あ、そうですか。グエンさんは日本語はどのぐらい勉強したんですか。
    グエン:ベトナムで半年、日本に来て日本語学校で一年勉強しました。
    面接官:じゃ、一年半ですね。日本語能力試験を受けましたか。
    グエン:はい。今年の七月にN2レベルに合格しました。そして、十二月にN1レベルを受験しました。結果はまだ来ていませんが、可能性はあると思っています。
    面接官:あ、そうですか。グエンさんは本学についてはどこで知ったんですか。
    グエン:はい。インターネットで「大阪」、「大学」、「経営学」といったキーワードで検索をしました。その際にこちらの大学が目にとまりました。そして、SNSでこちらの大学で学んでいる留学生と知り合いになり、大学生活や卒業後の進路などについて教えてもらいました。
    面接官:グエンさんは経営学部が第一志望ですね。では、志望動機をお聞かせください。
    グエン:はい。私は中小企業のマーケティングや市場戦略について学びたいと考えています。卒業後はできれば日本で就職して経験を積み、その後、帰国して自分自身も起業したいと考えています。えー、まだ具体的に業界などは絞り込めていませんが、このように考え、経営学を志望しました。
    面接官:分かりました。では、卒業後の希望はまずは日本での就職ということですね。
    グエン:はい。卒業後は大学院の進学も考えましたが、経営学については知識と経験が必要だと考え、卒業後は日本での就職が何よりの学びの場だと考えています。ただ、まだ分からないことも多いので、大学に入学して先生方にご指導をいただきながら、具体的なことを考えていきたいと思っています。
    面接官:そうですか。では、グエンさんの経済的な計画をお聞きしたいですが、学費だとか生活費だとかは誰が負担する計画ですか。
    グエン:はい。学費と当面の生活費は両親と親戚が負担してくれることになっています。しかし二年目からの生活費はアルバイトをしてまかなおうと思っています。また、夏休みや冬休みに一所懸命アルバイトして、勉強とアルバイトの両立をしたいと思っています。
    面接官:そうですか。なかなか大変ですね。では、最後にグエンさんから何か質問があればお聞きください。
    グエン:はい。あのー、少しアドバイスをいただきたいのですが…。もし合格できたら、入学までに二ヶ月ぐらい時間がありますが、どんな勉強をしておけばいいでしょうか。
    面接官:えー、そうですね。まずは新聞や雑誌を読むといいですね。新聞や雑誌の記事には経営についてもいろいろなヒントや教訓になることが書かれています。難しいかもしれませんが、ぜひ読んで、その記事の裏側を考えてください。なぜだろうと疑問に思うことが何よりもまず大切と思います。
    グエン:はい。分かりました。ありがとうございます。
    面接官:では、終わりにしましょう。
    グエン:はい。ありがとうございました。(起立)失礼いたします。(退室)

    15 「失礼いたします」はドアを開けて入室する時の挨拶です。退室してドアを閉める時にも、同様に「失礼いたします」と挨拶します。
    16 席を勧められたら、「失礼いたします」と言って椅子に座ります。席を勧められる前に何も言わずに座るのは失礼なマナーです。

2-3 マイページ

質問に対する自分なりの答えを作り、音声に合わせて実際の面接シミュレーションをしましょう。

  • あなた: (ノック三回)〇〇
    面接官: 受験番号と名前を教えてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: はい。では、座ってください。
    あなた: 〇〇
    面接官: えー、筆記試験はどうでしたか。
    あなた: 〇〇
    面接官: あ、そうですか。あなたは日本語はどのぐらい勉強したんですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。日本語能力試験を受けたことがありますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: あ、そうですか。鍾さんは本学についてはどこで知ったんですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: 鍾さんは金融学部が第一志望ですね。では、志望動機をお聞かせください。
    あなた: 〇〇
    面接官: 分かりました。では、卒業後の計画をお聞かせください。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、鍾さんの経済的な計画をお聞きしたいんですが、学費だとか生活費だとかは誰が負担する計画ですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。分かりました。では、最後に鍾さんから何か質問があればお聞きください。
    あなた: 〇〇
    面接官: では、終わりにしましょう。
    あなた: 〇〇。(退室)

2-4 この課の表現・ことば

  • 持続可能な~:持続可能な社会のために、経済学がどう貢献できるでしょうか。

  • 経験を積む:今は経験を積んで、ゆくゆくは会社を起こしたいと思います。

  • 環境が整っている:寮にはインターネット環境が整っていますか。

  • ~に専念する:この一年間は日本語の勉強に専念していました。

  • ~に~を充てる:就職活動の費用にアルバイト代を充てます。

  • ~をまかなう:自分のアルバイト代で生活費をまかなっています。

  • ~には不自由ない:日常会話には不自由ない日本語力があると自負しています。

  • 心強い:留学生向けの卒業論文サポーター制度が、心強いと思いました。

  • ご助言:留学生センターでは、引っ越しについてなどもご助言いただけるんでしょうか。

  • ~時点:留学した時点は、日本で就職する気持ちがありませんでした。

  • ~に絞り込む:選択肢がたくさんあるので、一つに絞り込むのが難しいです。

  • AとBの両立(が~):この二年間でアルバイトと勉強の両立ができるようになりました。

Unit 3 就職面接

3-1 『就職』グループ面接(企業設定:アパレル企業)

  1. 面接官: では、自己紹介を一人ずつお願いします。

    • 応募者①: 私は首都中央大学法学部四年のジョージ・ヒルと申します。アメリカ出身です。

    • 応募者②: チョウ・カと申します。東都大学商学部4年生です。国籍は中国です。

    • 応募者③: はい。地球市民大学経済学部4年、ウォン・ヨンハと申します。韓国人です。

  2. 面接官: 日本の大学で学んで良かった点を、左の方から一人ずつ教えてください。
    応募者①: はい。私にとっては何よりも日本語能力が向上したことです。大学の講義を日本語で受けることで、法律に関する知識が英語と日本語の両方で得ることができたことは自分の強みになっていると思います。以上です①。
    応募者②: はい。日本には世界的に活躍する企業が数多くありますが、それらの企業の具体的な活動を日本にいながら学べたことです。自国では学べない実践的なことを勉強できたのは良かったことです。以上です。
    応募者③: はい。ヒルさんと同じように②、日本語力が上達したことはもちろんですが、自国とは違う考え方や習慣に触れられたことが大きかったと思います。視野が広がり、複数の視点から物事を見られるようになりました。

    1 グループ面接では、意見を言う前に「はい」、話し終えてから「以上です」と言うと、話の始めと終わりが明確になります。
    2 自分の意見と同じことを先に言われた場合は、「~さんと同じように」と一言加えて、答えます。これは他者の話をきちんと聞いているアピールにもなります。

  3. 面接官: 学生時代に勉強以外で頑張ったことは何ですか?では、今度は右の方から順番に答えてください。
    応募者①: はい。私は住んでいる地域の和太鼓サークルでの活動です。様々な人たちと演奏することの楽しさを味わいました。また、地域の祭りにも参加して、町おこしの現場に触れることができ、学ぶことが多かったです。
    応募者②: はい。大学で様々な国際交流イベントの企画・運営に参加し、日本人学生と留学生との相互交流に努めました。その活動を通じて、いろいろな学生たちと出会えただけではなく、留学生の一人として自分の国を見直すいい機会になりました。以上です。
    応募者③: はい。大学のボランティアサークルに所属して、ホームレスの支援活動に関わってきたことです。毎週土曜日は渋谷区で豚汁の炊き出しをしています。ホームレスの人々に話し相手になることでいろいろな人生を知り、私も多くのことを学ぶことができました。

  4. 面接官: では、志望動機をお願いします。

    • 応募者①: はい。私は御社の目覚ましい海外事業展開に深い関心があり、今後のアメリカでの市場開発に関わりたいと思ったからです。御社の製品は合理的なアメリカ人にとって理想的で、市場拡大の可能性は非常に高いと思います。

    • 応募者②: 以前より御社の店舗を利用させていただいていますが、従業員の方々の接客がいつも丁寧で気持ちよく買い物ができています。それは御社の社員教育や新人指導が大変充実しているからだと思います。自分自身もそのような企業で働けたらと強く思います。以上です。

    • 応募者③: はい。私が御社にひかれる一番の理由は、海外に事業展開する際の、現地への利益還元の考え方です。御社の製品で人々を幸せにするだけではなく、現地での雇用や社員教育を通して社会に貢献しようという姿勢に深く共感しました。私もぜひそのチームの一員として働きたいと思います。

  5. 面接官: 弊社に入社したら、どのようなことで貢献できると思いますか?挙手して、答えてください。

    • 応募者①: はい。私は御社の海外事業に関する業務で貢献できると思っています。父の仕事の関係で海外生活の経験が多いですし、スペイン語とドイツ語の検定試験にも合格していますので、自分の能力が発揮できると思います。

    • 応募者②: はい。私の強み②は人に説明したり教えたりすることが得意だということです。コンビニでアルバイトリーダーとして留学生の研修を任されていましたので、その経験を生かして、外国人社員への教育などで貢献できると思っています。例えば、中国人の接客マナーは日本人のそれとはかなり違います。ですから、日本式のきめ細やかな「おもてなし」の心を研修で伝える必要があると思います。

    • 応募者③: はい。私は御社のアジアへの展開に貢献できると思っています。語学や現地事情の理解はもちろんですが、行動力には自信がありますので、御社の理念を現地に理解してもらうために、十分働けると思っています。

    3 「強み」は単なる自分の長所ではなく、企業に貢献できる自分の能力や経験のことです。業務に関連づけて説明すると説得力が出ます。

  6. 面接官: 勤務地が海外になる可能性がありますが、勤務できますか?

    • 応募者①: はい、喜んでさせていただきます。自分でも海外勤務の方が御社に貢献できるのではないかと思っています。自分の語学力も武器になると思います。

    • 応募者②: はい、私もぜひ海外で仕事する機会をいただければと思います。海外のいろいろな価値観に触れ、自分の能力を伸ばしていきたいと思います。

    • 応募者③: はい。私もぜひ海外で仕事をさせていただきたいと思っています。適応力や体力には自信があります。

  7. 面接官: ご家族は日本の企業で働くことに賛成していますか?

    • 応募者①: はい。家族も私が日本の企業で働くことに賛成しています。両親は私のことを信頼してくれていますので、私も安心して自分の希望の道を進むことができます。御社への入社が叶えば、御社の製品ファンの家族も喜ぶと思います。

    • 応募者②: はい。留学を決めた時から家族には将来日本で仕事をしたいということを伝えていましたので、私の夢の実現に向けて、家族も賛成してくれることと思います。

    • 応募者③: はい、もちろん喜んでくれると思います。家族は、私がやりたいことをやることが一番だと言ってくれています。それに、私の故郷にも御社の店舗がありますので、御社の商品の魅力は家族皆がよく知っています。

  8. 面接官: 一人ずつ、一分程度で自己PRをしてください④。

    • 応募者①: はい。先ほどお話ししたことと重複するかもしれませんが、私の強みは柔軟性があることだと思っています。予期せぬことや期待に反することが起きた場合、それが良いことでも悪いことでも冷静に受け入れることができます。大切なのは起きたことの善し悪しに一喜一憂せずに、冷静に対応することだと思います。柔軟な対応はマイナスをプラスに変えることもできます。それは、私がこれまでの経験から得たことです。大学では企業コンプライアンスに関する研究をしましたので、そういった業務での貢献もできると考えています。

    • 応募者②: はい。私は小さい頃から日本のテレビ番組や漫画に触れていました。テレビの声に合わせて、よくセリフをまねて言ったりしていました。そのおかげで比較的発音は良くなったと思います。在学中に日本語能力試験のN1レベルとビジネス日本語検定のJ1を取得しました。また、四年間の留学生活を通して、日本に対する理解が深まりました。私の強みは日本語と日本に対する理解だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

    • 応募者③: はい。私が自信を持っているのは、広い視野と行動力です。国にいた時に比べて、複数の価値観や見方が理解できるようになり、共感力や相手の立場に立った考え方ができるようになりました。このことは、より豊かな発想や斬新なアイディアを生み出す原動力になると思います。また、頭で考えるだけではなく、それを目に見えるものに変えていく実行力、行動力も持っています。自分が動くだけではなく、周囲を巻き込んで皆で作り上げる喜びを感じながら仕事を進めることが大切です。海外の現場などにおいても、そういう面で御社に貢献できると思います。

    4 一分間で話せる量は、300字程度です。あらかじめ自分で書いてみましょう。

  9. 面接官: 今の自分を色で例えると何色ですか?そう思う理由も教えてください。どなたからでも結構です。

    • 応募者①: はい。私の今の色はオレンジ色だと思います。私の健康な体と前向きな気持ちを表していると思います。もう一つ、私はオレンジが大好きで毎日欠かさず食べているからです。

    • 応募者②: はい。私は白だと思います。白は上に様々な色を使って自由に描くことができます。今の私の心は真っ白で、将来の夢やビジョンをその白いキャンバスに描いていきたいと思います。

    • 応募者③: はい。緑です。日々落ち着いて生活できている今の状態に、ぴったりの色だと思います。

  10. 面接官: 最近の気になったニュースは何ですか⑤?

    • 応募者①: はい。先週、埼玉県で起きた、主婦の安易な行動によって車が電車に衝突し、一日中ダイヤが乱れてしまった事件が気になりました。気になったというより、理解に苦しみます。踏み切りで待っている間に車を離れ、郵便物を投函する、というリスキー行動をしてします思考回路に違和感を覚えます。

    • 応募者②: はい。やはりオリンピックのニュースです。国の選手の活躍はもちろん嬉しいのですが、それよりももっと選手一人一人が厳しい練習に耐え、自分の持つすべての力を出し切る姿に感動を覚えます。私も選手たちのように、仕事を通じ自分の力を最大限に発揮できればと思います。

    • 応募者③: 私はまだあちこちで続いている内戦のニュースです。物事を解決するのに、いまだに武力に頼るということに、悲しさを覚えます。自分をも含めて、人間の弱さや難しさを感じます。

    5 興味や関心事について、得た情報と感想をきちんと整理して分かりやすく答えましょう。

  11. 面接官: 五年後、あなたはどうなっていたいですか?

    • 応募者①: はい。御社の市場開発に関する部署に所属し、そこで自分の力を最大限に発揮して、御社の製品をより多くの人々に提供することに、エネルギーを注いでいたいと思います。

    • 応募者②: はい。御社の社員教育に携わっていたいと思います。あるいは、できれば店長資格を取得し、管理業務を任されるまでになっていたいとも考えています。

    • 応募者③: はい。私は御社の海外での店舗の立ち上げに関わっていたいです。未知の現場で、実際に何かを作り上げていく経験を積んでいき、将来のより責任ある仕事の礎にしたいと思っています。

3-2 『就職』グループディスカッション

  1. ディスカッション開始前
    面接官: 10分後にグループディスカッションを行います。それまで、今しばらくお待ちください。
    田中: こんにちは。今日はどうぞ、よろしくお願いします。
    キム: こんにちは。こちらこそよろしくお願いします。
    ボブ: こんにちは。一緒に協力しましょう。
    田中/キム: ええ、そうですね。よろしくお願いします。

  2. 役割分担決め
    面接官: それでは、今日は「学生と社会人の違いは何か」というテーマで40分間、グループで話し合ってください。そして、グループの結論を、どなたか代表者の方に3分以内で発表してもらいます。それでは、始めてください。
    田中: はい。では、一人ずつ簡単に自己紹介して、司会とタイムキーパーと発表者を決めていきましょうか。
    キム/ボブ: はい。
    田中: はい。私は桜山大学外国語学部4年の田中新之助と申します。もしよければ、私、司会を担当しましょうか。
    キム/ボブ: はい。よろしくお願いします。
    キム: こんにちは。キム・ハヨンと申します。地球市民大学経済学部の4年生です。では、私はタイムキーパーを担当しましょうか。
    田中/ボブ: はい。よろしくお願いします。
    ボブ: えー、首都中央大学法学部4年のボブ・ヒルです。それでは、私は報告を担当させていただきます。
    田中/キム: はい。よろしくお願いします。

  3. 司会者:議論の方向を示す
    田中: それでは、「学生と社会人の違いとは何か」ということで今から話したいと思います。どうぞよろしくお願いします。まず、学生と社会人の「違い」について話す前に、「学生」とはどんな存在か、「社会人」とはどんな存在かについて話してはどうかと思いますが、どうですか⑥。
    キム: いいですね。ではそれぞれの定義についてまず確認しましょうか。
    ボブ: あの、すみません。それぞれの定義について話すことは、賛成なのですが、経済的な視点とか、責任という視点とか、的を絞ってそれぞれの定義について話してはどうでしょうか。
    田中: ああ、いいアイディアですね!
    キム: ええ。効率的ですね。

    6 提案や反対意見を言う際、「(~と思いますが)どうですか」と疑問文で終えると、印象がやわらかく協調性があると評価されます。

  4. タイムキーパー:提案
    キム: 残り時間10分です。そろそろまとめに入ったほうが良さそうですね。あの、そこで提案ですが、もうだいたい「学生」と「社会人」の違いは出たと思います。この違いを、分類できないかなと思ったんですが。例えば…

  5. 報告者の発言
    面接官: それでは、今から3分以内で協議した内容を発表していただきます。第一グループからお願いします。
    ボブ: はい。ボブ・ヒルと申します。それでは、今から私たちのグループで協議したことを発表したいと思います。私たちのグループでは、大きく三つの視点から学生と社会人の違いについて考えました。「責任」、「評価」、「成長」、この三つです。(つづく…)

  6. グループディスカッションで困ったとき

    • 知らない言葉が出てきたとき
      A:すみません。テーマにある「BOPビジネス」について私はよく知らないのですが、どなたか簡単に教えていただけませんか。

    • 話についていけないとき
      A:すみません。今、いろいろな意見が出ていますが、ちょっと一旦、皆で整理してみませんか。

    • 決められないとき
      A:時間も限られているので、まず「何をするか」について考えて、次に「どのようにするか」について考えてはどうでしょうか。

3-3 『就職』個人面接:自己PR

  • 長所・短所に関する質問
  1. 面接官: あなたの長所について教えてください①。
    応募者: はい。困難なことでもあきらめないで、最後までやり抜くところだと思います②。日本語能力試験のN1も、一度失敗してショックを受けましたが、あきらめるのは悔しいと思い、1日3時間の勉強で2度目に合格しました。

    1 長所の内容を具体的に説明しましょう。
    2 質問されたことに対して最初に結論を簡潔に述べ、次に具体的なことを言いましょう。

  2. 面接官: あなたの短所は何ですか。
    応募者: はい。アイディアを思いつくとすぐに実行に移してしまい、準備不足のために失敗してしまうところがあります③。そのため、落ち着いて行動するようにいつも心がけています。ここ一年間は物事を始める前に計画をきちんと立て、どんなことでも余裕を持って終わらせることができるようになりました④。

    3 「怒りっぽい」「わがまま」といった致命的な短所は避けます。この答えのように、それが時には長所にもなり得る(この例は、「実行力がある」とも取れます)ことを言いましょう。
    4 短所を克服する努力をしていること、また克服しつつあることを必ずアピールしましょう。

  3. 面接官: あなたのモットーは何ですか。
    応募者: はい。一見常識的な事でも鵜呑みにせずに、自分の頭で考えるということです。
    面接官: そうですか。どうしてそう考えるようになったんですか。
    応募者: はい。私の国と日本では、常識と言われることが違います。食事のマナーひとつ取っても、音を立てて食べることについての感覚が違います。そういう場面に直面して、絶対ということはないと気付きました。それ以来、まずは自分で考えてみることを心がけています。

  4. 面接官: あなたが自信を持っていることは何ですか。
    応募者: はい。物事を筋道立てて論理的に考えられるということです。
    面接官: それは、つまりどういうことですか。
    応募者: はい。何かを判断する時に、その時の感情ではなく、結果や過程を予測して判断できることです。実は高校時代に、大嫌いな先生がいまして、その教科の勉強を全くしませんでした。その結果、再試験を受けることになり、大変後悔しました。それからは、何事も自分の胸にもう一度問い直し、今やるべきことは何なのか、冷静に判断できるようになったと思います。

  5. 面接官: 自分の弱点はどんなことだと思いますか。
    応募者: はい。一つのことに集中しすぎて、他のことが疎かになってしまうところがあります。
    面接官: そうですか。具体的にはどんな失敗がありましたか。
    応募者: はい。国際交流サークルでイベントを行った時、企画の責任者を任されました。自分でもやりたかったことでしたので、一日のほとんどをその準備に費やしてしまいました。その結果、勉学に手を抜いてしまうことになり、単位を落としそうになりました。
    面接官: ああ、そうなんですか。その後改善されましたか。
    応募者: はい。このようなやり方ではいけないということがよく分かりましたので、今はきちんと計画を立て、やるべきことの優先順位を考えるようにしています⑤。

    5 改善に向けての努力をきちんと述べましょう。

  6. 面接官: 自分を客観的に見て、ここが悪いということがありますか。
    応募者: はい。少々人見知りなところがあり、初対面の人には自分から積極的に声をかけることが苦手です。
    面接官: そうですか。そのことを直そうと努力はしましたか。
    応募者: はい。これから社会人として多くの人とつながりを持っていかなければなりません。その際にこのような性格はマイナスになると考え、この一年間ほど、学内やアルバイト先などで、話したことがない人にも自分から話しかけるように心がけてきました。今では、人と話す楽しさを感じるようになり、この弱点を克服しつつあると思います。

  7. 面接官: 自分のアピールポイントとウィークポイントはどんな点だと思いますか。
    応募者: はい。アピールできるのは、物事に取り組むときに、長期的な見通しを持つことができることです。途中でうまくいかなくなった時でも、慌てずに仕切り直すことができます。ウィークポイントは、慎重に検討しようと思いすぎて、物事に決定に時間がかかる点です。最近は「ここが決め時」と意識するようにしたことで、改善されてきたと思います。

  • 大学・学業(専門・ゼミ・卒論)に関する質問
  1. 面接官: あなたの専門が何ですか。
    応募者: はい。国際貿易です。貿易の具体的な業務や関税について学びました。特に関税に関する国際的な動きに強い関心を持っています。

  2. 面接官: あなたの卒論のテーマは何ですか。
    応募者: はい。都市の緑化プロジェクトの進め方についてです。日本の中規模の都市の具体例をいくつか調査し、自分でプロジェクト計画を立てるというものです。私は高崎市をモデルにして緑化計画を策定しています。

  3. 面接官: ゼミではどんな勉強をしてきたんですか。
    応募者: はい。企業の社会貢献について、母国と日本の具体的な例を材料に研究してきました。母国と日本では貢献の仕方や考え方が異なっていて、得るものがたいへん多かったです。二つの国を比較するということは様々なことに気付かせてくれるので、良い勉強方法だと思います。

  4. 面接官: あなたは経営学部ですね。
    応募者: はい。専攻は貿易ビジネスです。
    面接官: そうですか。なぜそれを選んだんですか。
    応募者: はい。私の国と日本は、年々貿易額が増えてきています。特に私の国には、輸出にしていると思われるものがまだまだあります。例えば日本ではまだあまり知られていないフルーツなどです。しかし、それをうまく商品化する手だてがあまり普及していません。そういうものに価値を与えて輸出する仕事にたずさわりたいと思い、この専攻を選びました。

  5. 面接官: 学生時代、一番力を入れたことは何ですか。
    応募者: はい。経営学の勉強です。大学のゼミだけではなく、様々な国の留学生仲間と研究会を作り、実践的な知識を身に付けるよう、努力しました。実際に企業をモデルに選び、その経営戦略を研究したり、模擬企業を作って経営方法を競争したりしました。

  6. 面接官: 学生時代に一番力を入れたことは何ですか。
    応募者: はい。やはり、専攻の都市計画についてのゼミです。2年間でしたが、得るものは大変大きかったです。
    面接官: それは、具体的にどんなことを学んだんですか。
    応募者: はい。私は都市の公園建設について学びました。課題として、その設計や模型作成などを行いました。公園に何を置くのか、人の動線をどう作るのか、安らぎだけではなく、防災の観点から見ると、どのようなデザインが良いのかなどを研究してきました。自分でも様々な都市に出かけ、公園にいる人々の様子や使われ方などを観察してきました。非常に多くのものを得たと思います。

  7. 面接官: 学生時代に頑張ったことはありますか。
    応募者: はい。日本語の習得です。入学時は話すことに自信がなかったのですが、ゼミに入るにあたって、これではいけないと思い、専門用語なども使いこなせるように努力しました。
    面接官: なるほど。それはかなり大変でしたか。
    応募者: そうですね。まず専門用語のリストを作っていつも見て覚えるようにしていました。また、毎日必ず日本語のドラマやニュースを見て、自然な話し方の参考にしました。友人には間違いを必ず直してくれるように頼んでいました。

  • 学業以外(サークル・ボランティア・アルバイト)に関する質問
  1. 面接官: 学業以外で、頑張ってやってきたことはありますか。
    応募者: はい。私の国インドのことを日本の皆さんに知ってもらうため、国際交流サークルに入って、日本人の方々にインドの文化を紹介してきました。日本人と一緒に料理を作ったり、踊りを踊ったりして、地域の文化祭でステージに立ちました。

  2. 面接官: 何かサークル活動はやっていましたか。
    応募者: はい。日本の文化に触れたくて、茶道サークルに入っていました。最初は足りがしびれたりして大変でしたが、今では何とかお点前ができるようになりました。一見してすぐ外国人だとわかる私がお茶を立てていると、珍しがられて、よく話しかけられるので友人も増えました。

  3. 面接官: 大学以外でいい経験になったと思うことはありますか。
    応募者: はい。地域のお年寄りと一緒に、商店街の清掃ボランティアを行ったことです。暑い中大変でしたが、自分が誰かの役に立つことの素晴らしさを感じました。また、大学外の人と知り合って、世界が広がったと思います⑥。お年寄りから昔の話を聞いたり、私のスマートフォンの使い方を教えてあげたりして、同年代の友人とは違う考え方に触れることができました。

    6 大学外とのつながりは、社会性が身についている事と結びつき、いい印象を与えます。

  4. 面接官: 学業以外で力を入れたことは何ですか。
    応募者: はい。ダンスの練習です。友人たちとダンスチームを作って、学園祭や地域の祭りなどで披露しました。また、中学生のチームのコーチをボランティアでやっていました。
    面接官: そうですか。そこで得たことがあれば教えてください。
    応募者: チームワークの大切さです。私は振り付けの覚えが悪くて、自分が足を引っ張っているのではないかと悩んだ時もありました。しかし、メンバーに励まされて前向きな気持ちで乗り切ることができました。また、他の人と一緒にやるからこそ感じられる達成感があることを知りました。

  5. 面接官: 何かサークル活動をしていますか。
    応募者: はい。チアリーディングのサークルに入っていました。全国大会にも出場しました。
    面接官: へえ。どんな活動をするんですか。
    応募者: はい。普段は大会出場のために体力作りや技の練習をしています。
    面接官: チアをやってきて、何か得たものはありますか。
    応募者: はい。人を応援し、支える喜びを感じることができました。選手たちからも「元気をもらえたよ」と言ってもらえて、自分にも人の役に立つことができるという自信を持つことができました。

  • 将来に関する質問
  1. 面接官: 5年後、10年後に、どうなっていたいですか⑦。
    応募者: はい。おそらく新入社員は企業の様々な部署や仕事に触れ、目の前の仕事を必死で覚えながら、仕事の仕方や流れをつかむ時期だと思っています。そして5年後は、仕事における目標を明確に持ち、その目標に向かい学び続けていたいと思います。10年後は自分の仕事における目標をさらに歩み、何かしらの専門性を持ち、自分にしかできない仕事を持つ、そんな存在になりたいと思います。

    7 将来の展望を問われた時は、具体的な姿をイメージできるようなことを述べましょう。また、そうなりたい根拠もしっかり伝えましょう。

  2. 面接官: 5年後に、人間としてどのように成長していたいですか。
    応募者: はい。今の私は好奇心が旺盛で何にでもチャレンジしていくことが長所です。しかし、それは一方で、一つのことをやり続けるよりも新しいことに飛びついてしまう、という短所でもあります。5年後には、一つの事にじっくりと丁寧に取り組む態度を身に付け、成功に導けるような人間になっていたいと思います。
    面接官: そうですか。しかし、それは簡単なことではないですね。
    応募者: はい。そう思います。しかし、卒論に1年半かけて取り組み、こつこつやることの大切さを学びました。よく考えることで内容が少しずつ良くなっていく喜びを感じることができました。

  • 技術・能力(日本語能力・PC技術・簿記・TOIECなど)に関する質問
  1. 面接官: あなたの日本語力で、仕事に対応できると思いますか。
    応募者: はい。一年前に日本語能力試験N1に合格しました。新聞を読んだり、レポートを書いたりすることにも、不自由は感じていません。話したり聞いたりするのも、大学の授業や日常生活では問題ありませんでした。専門用語は最初苦労するかもしれませんが、勉強して短期間で身に付けたいと思っています。

  2. 面接官: パソコンの技能はどうですか。何か資格を持っていますか。
    応募者: はい。オフィスのワードとエクセルの、スペシャリストレベルを持っています。この資格を生かして現在アルバイトをしていますが、評価をしてもらっています。

  3. 面接官: 英語力には自信がありますか。
    応募者: はい。今年、TOEICで850点を取りました。まだまだ十分ではないと思いますので、これから1年のうちに950点を目指したいと思っています。

  4. 面接官: 日商簿記の2級を持っているんですね。
    応募者: はい。学校に講座があったので参加し、2級を取りました。勉強しているうちに、自分に合っている勉強だと感じてきましたので、将来は1級にも挑戦したいと思っています。

  • 外国人に向けての質問
  1. 面接官: どうして日本で就職したいのですか?
    応募者: はい。私は将来、母国が安全で効率的な工場を運営できるようになってほしいと思っています。現在私の国の機械部品などの制作工場は、日本に比べるとまだまだ非効率的なところが多いと感じます。御社で日本の技術移転に関する仕事に携わり、最終的には御社にも母国にも貢献できるようになりたいと思い、日本の御社での就職を希望いたしました⑧。

    8 具体的な展望を述べ、日本で仕事をすることに対する意欲を表しましょう。

  2. 面接官: 日本に来たきっかけは何ですか。
    応募者: はい。最初のきっかけは日本のアニメへの興味でした。その後、高校生の時、夏休みを利用して東京と京都に旅行したのですが、その時に日本社会のおもしろさに気づきました。例えば、高層ビルの真下で伝統的な祭りをしていたり、浴衣を着て花火にいく一方で、個性的でユニークな服装で町を歩いていたりする若い人の姿に驚きました。このように様々なものが共存する日本に是非住んでみたいと思って来日しました。

  3. 面接官: 留学生ということで、苦労したことはありますか。
    応募者: はい。最初は友人の言っていることが分からなかったり、考え方の違いに戸惑ったりして、殻にこもりがちでした。でも、勇気を出して自分から周りに飛び込んでいくようにしたら、いつの間にかそういう悩みはなくなっていました。今では苦労よりも楽しいことのほうが多いです⑨。

    9 苦労したことを克服した体験談を話し、自分の前向きな気持ちを表現しましょう。

  4. 面接官: 日本のどんなところが好きですか。
    応募者: はい。人々が落ち着いていて、人と人との適度な距離感があるところが好きです⑩。
    面接官: 適度な距離感というと?
    応募者: はい。外国人の中には、日本人は冷たいという人もいますが、私は押し付けがましくない、人と人との距離感が好きです。普段はあまり濃厚な付き合いをしないかもしれませんが、困っている時などは自然にさりげなく助けてくれます。私も通学途中の駅で腹痛を起こし、動けなかった時に、何人もの人が声をかけてくれ、駅の事務所に連絡してくれたり、体を支えてくれたりしました。本当にありがたかったです。

    10 通り一遍のことではなく、本当に感じたこと、観察力が感じられることを述べましょう。

  5. 面接官: 日本とあなたの国とのコミュニケーションの取り方は違いがありますか。
    応募者: はい。違いは結構あると思います。例えば私の国では上司でもファーストネームで呼びますが、日本ではもちろん違います。また、何か頼まれた時の断り方も違います。私の国でははっきり「ノー」ということが大切だとされています。
    面接官: なるほど。それで、日本でうまくやっていくことはできますか。
    応募者: はい。こういうことは相対的なものですから、良い・悪いがあるわけではないと思います。学生時代から日本的な表現をよく使っていましたし、日本で仕事をするのですから、日本でのやり方に慣れて周囲といい関係を作っていきたいと思います。

  • 個人の資質に関する質問
  1. 面接官: 今、あなたが関心を持っているニュース⑪は何ですか。
    応募者: はい。介護ロボットが開発されたというニュースです。力が必要な介護を補助してくれるロボットが開発されたのは新鮮な驚きでした。
    面接官: そうですか。どうしてそれが気になっているんですか。
    応募者: はい。人間とロボットが理想的な関係になってきていると感じました。ロボットの最大の長所は、人間の行動の延長のようなことができることだと思っています。自分も将来、このような機械を作りたいと思いました。

    11 これからの仕事に関連があるニュース、また自分の興味に結びつくニュースを選びましょう。政治的なものはやめたほうが無難です。

  2. 面接官: 今まで読んだ本の中で、印象に残っている本を一つ挙げてください。
    応募者: はい。鈴木健太の「夏の夕焼け」です。
    面接官: そうですか。その本の魅力はどんなところにあるんですか。
    応募者: はい。この小説は、自分に自信がない平凡な学生が、様々な人たちとの出会いを通じて、自分の強さに気づいていくというストーリーです。私も非常に自信がない人間でしたので、主人公の苦しさが本当によく分かりました。人ごとではない感じがして引き込まれて読んでいくうちに、私も自分の可能性を信じようという気持ちになりました。

  • 1分間自己PR
  1. 面接官: 1分くらいで自己PRをしてもらえますか⑫。
    応募者: はい。私の強みは、打たれ強さだと思います。これまでアルバイトで先輩に叱られたり、ゼミの発表内容を教授に批判されたりしたこともありました。その時は本当に落ち込みました。しかしその後、うまくいかない原因を分析し、客観的に自分を見るように心がけました。その結果、自分を必要以上に否定することなく、物事を冷静に考えられるようになりました。そして、アルバイトでもゼミでも思った以上の成果をあげることができました。この経験がお叱りや批判は自分を成長させるチャンスだと感じるようになり、今の打たれ強さにつながったと思います。社会人としてもこの強みは重要です。どんなに困難な場面でもくじけずに成長していく自信があります。どうぞよろしくお願いします。

    12 1分間で話せる量は、300字程度です。あらかじめ自分で書いてみましょう。

  2. 面接官: では、最後に1分間くらいであなたの自己PRをしてください。
    応募者: 私は交渉することが得意です。私の国では買い物をする際、よく値段を交渉します。この時に、私も店員も双方が納得のいく価格で売買をするよう交渉していました。来日後は、大学で英会話サークルのネゴシエーターとして、他の大学との合同活動や大学スピーチコンテスト及びディスカッション大会などを運営してきました。各大学の利害関係を考えながら、自分たちにも最大のメリットが得られるように物事を進めるのはとても新鮮でわくわくする経験でした。この交渉力を活かして、営業でビジネスパートナーとの交渉を双方の利益になるよう進められるようになりたいと思います。そして、次もあなたと仕事がしたいと思われるような交渉力を私のビジネスの武器にできるよう、頑張ります。

3-4 『就職』個人面接:志望動機

  1. (01-09)志望動機に関する質問
    (10-19)業界・企業(製品や商品など)に関する質問

  2. メーカー:自動車
    面接官:自動車メーカーを希望される理由を教えてください。
    応募者:はい。日本の自動車技術の開発に自分も関わりたいと思ったからです。大学で流体力学を専攻したのも、その目的の実現のためです。現在ここまで開発されてきたハイブリッド車の燃費機能をさらに高める①ことが私の自己実現であると同時に、御社への貢献の第一目標です。

    1 自分の専門分野に関することは具体的に説明します。ここでは、「ハイブリッド車」「燃費機能」とうい言葉で自分が関わりたい業務を明確にしています。

  3. メーカー:部品
    面接官:中小企業であるウチ②を希望する理由を教えてください。
    応募者:はい。お客様のニーズ探索から製品開発や営業まで、より広く業務に関われると思ったからです③。会社のシステムの全体を見ながら働けることは大きな魅力です。それに、御社の自動車部品は世界でも評価が高いので、社員として誇りを持って働けると思いました。お客様の製品に組み込まれる一つの部品で見、それがなければ完成させることはできません。私自身もそういった縁の下の力持ち的なところで力が発揮できるタイプだと思います。

    2 自分の会社のことを「ウチ」と呼ぶことがあります。同様に、「弊社」「当社」「我が社」などの呼び方もあります。
    3 中小企業の特徴は従業員が広く業務へ関わることです。こうした業務内容が理解できていれば、志望理由にも具体性が出ます。

  4. メーカー:ゲーム
    面接官:当社を志望した理由を教えてください。
    応募者:はい。私は子供の頃から御社のゲームを楽しんできました。御社のゲームには人をひきつけて離さない魅力があります。それは、ストーリーに隠された何かがあるからだと思います。私は④大学入学後、ゲームを作る側の視点で観察や分析をするようになりましたが、そこで見えてきたことがあります。私のゲームへの探求心を最大限に活かして御社に貢献したいと考え、応募しました。

    4 「わたし」と言ってしまった場合は、無理に言い直さずにそのまま話し続けましょう。

  5. メーカー:アパレル
    面接官:ファストファッション企業の中で弊社を希望されるのはなぜですか?
    応募者:はい。御社の製品がデザイン性に優れていて、独自のスタイルを打ち出していることに魅力を感じたからです。そのような企業でなら社員は誇りを持って働けると思いました。
    面接官:あなたが考える弊社独自のスタイルとはどのへんのことですか。
    応募者:はい。私が考えるのは色使いです。他社製品にはないような微妙な色合いの製品が次から次へと開発されていることに驚きを感じます。

  6. メーカー:食品
    面接官:志望動機を教えていただけますか?
    応募者:はい。勉強した食品化学の知識を仕事に活かし、御社に貢献ができるのではないかと思ったことです。
    面接官:大学ではカップ麺の研究などはされたのですか?
    応募者:はい。従業でも扱いましたが、私は学内のカップ麺研究サークルに所属しており、その中でいろいろ研究してきました。カップ麺は塩分や容器の点で問題視されることが多いですが、企業は手軽に摂取できる栄養源として上手に利用できるシーンを消費者にもっとアピールすべきだと思います。

  7. メーカー:スポーツ用品
    面接官:弊社を希望される理由を教えてください。
    応募者:はい。私もぜひ御社でシューズの企画開発に関わり、世界中のサッカー少年の夢を後押ししたいと思い、応募しました。私は5歳でサッカーを始め、現在も大学のサッカーチームに所属していますが、御社のシューズをずっと履いてきました。成長期に一度他社のものを試しましたが、履き心地の違いは明らかでした。成長に合わせた御社の製品展開がとてもありがたかったです。
    面接官:それは、どうも。ところで、入社されても必ずしも希望の職種をお願いできるわけではありませんが、そのへんはどう理解されていますか?
    応募者:はい。どのような部署でも精一杯努力して、御社の発展に貢献したいと思います。しかし、企画開発に関わることも諦めず、希望が叶うよう最大限努力していきたいと思っています。

  8. サービス:旅行
    面接官:どうして我が社を受けようと思ったのですか?
    応募者:はい。実は、私はこれまで旅行はほとんど自分で計画してきました。そのほうが同じ予算で何倍も楽しめると思いましたし、一緒に行った家族や友人からも喜んでもらったので、自分の旅行企画に自信を持っていました。そんな時、御社の中南米や北アフリカの旅行商品を拝見し、そのユニークさとバリエーションの多さに自分の自信が吹き飛んでしまいました⑤。と同時に、私の旅への探求心に火がつきました。自己計画型の旅行者もひきつけてしまう御社の旅行商品に、私自身の旅のワクワク体験を加え、カスタマイズ旅行のファンを拡大するのが目標です。

    5 「御社の商品」だけでは説明不足です。どの商品についてどのように感じたのかを具体的に説明すると説得力が出ます。

  9. サービス:不動産
    面接官:当社のような新しい会社を希望するのはどうしてですか?
    応募者:はい。これから業績が伸ばせるという希望や期待が持てると思うからです。日本の土地を利殖目的で求める外国人は増え続けています。このチャンスに積極的に対応していくことが将来のカギになると思いますし、その現場に自分もいたいと思います。
    面接官:当社は社員一人一人にマンパワーの質の良さを求めていますが、あなたは社員として力を発揮する自信がありますか?
    応募者:はい。自信があります。宅地建物取引主任者の資格と通訳経験を活かして御社に貢献したいと思います。

  10. 商社:総合商社
    面接官:では、志望動機を教えてください。
    応募者:はい。志望の動機は御社の募集にあった海外事業に関わりたいと思ったことです。私の強みは一つの考え方に固まらない柔軟性を持っていることですが、このような私の強みをきっと御社の業務で役立てていただけると思い、応募しました。
    面接官:もう少し具体的に説明していただけますか⑥?
    応募者:はい。例えば、私には親しくしている留学生が三人いますが、それぞれに国の習慣や視点のクセがあることが分かりました。彼らとランチをする時などは、常にみんなのバランスを考えて行動するようにしています。そして、それがプラスに動いたと思える経験も多いです。柔軟性は、海外事業という様々なバックグラウンドを持つ人たちと仕事をする上で必要不可欠だと思います。

    6 個人面接では、一つの質問内容に関して、志願者の発言を掘り下げるような質問が繰り返されることがよくあります。そのため動機や自分の経験を具体的に語れるように準備しておく必要があります。

  11. メーカー:食品
    面接官:当社の製品の中で一番興味のあるものを挙げてください。
    応募者:はい。何と言っても「シベリア」。実は実家が寒天製造業でして、父から御社の「シベリア」のアンコの口当たりの良さについてよく聞いていました。来日して自分で実際に食べてみて、父の言うことが本当だと分かりました。面白いのは、先に日本に留学していた兄も御社の「シベリア」のファンだったことです。最近は「シベリア」自体があまり店頭で見られないのは残念です。

  12. メーカー:自動車
    面接官:当社のホームページはご覧になりましたか?
    応募者:はい。よく拝見しています⑦。ニュースリリースも毎回楽しみにしています。先日の最新ニュースでは、ワンウェイ型カーシェアリング社会実験開始の記事が特に興味深かったです。御社の取り組みは次世代のモビリティの可能性に大きく貢献するものだと思います。

    7 面接の時は「読んでいます」ではなく「拝見しています」と謙譲語で言います。ただし、謙譲語は距離感を感じさせることもあるので、使い過ぎないようにしましょう。

  13. メーカー:アパレル
    面接官:アパレル業界は競争が激しいですが、あなたには競争に打ち勝つパワーがありますか?
    応募者:はい、あると思います。私は子供の頃から負けず嫌いで、中学高校時代はスポーツ大会でチームを勝利に導くために、戦略を考えたり士気を高めることにパワーを注ぎ、良い結果につなげることができました。
    面接官:そうですか。勝ったと思える経験は多い方ですか?
    応募者:はい。その時は負けたと思うことでも、結果的には勝ったと思える経験が多いです。実は在学する大学も第一志望校ではなかったのですが、特待生として入学できました。

  14. サービス:飲食店
    面接官:飲食業界は勤務時間が不規則で、残業も多い傾向がありますが、そのような業界を志望する理由は何ですか?
    応募者:はい。私は現在も居酒屋でアルバイトをしていますが、飲食業界を徹底的に調べましたし、OGO応募者訪問も行いました。その結果、御社は正社員配置数が他社より多く、一日の労働時間を平均8時間にするためのシフトが工夫されているなど、コンプライアンス遵守に力を入れていることが分かりました。飲食業に興味がありますし、御社なら安心して動くことができると思いました。

  15. サービス:人材派遣
    面接官:あなたは、人材派遣業界に向いていると思いますか?
    応募者:はい。大学一年の時に人材派遣会社に登録し、アルバイトを紹介してもらいました。その際、この業界に興味を持ち、自分に向いていると感じました。大学二年の時に文化祭委員を務めましたが、学生一人一人の能力や個性を考慮し、人員配置を考えました。プロジェクトが成功した時は内心「やった」と思いました。

  16. サービス:不動産
    面接官:弊社の業務内容を知っていますか?
    応募者:はい。外国人を対象とした不動産の賃貸および売買が主業務だと認識しています。私が大学に入学したも御社にお世話になりました。その時、実際の部屋の様子が見られるシステムを利用し、その便利さに感銘を受けました。また、社員の方の親切な対応が今回の応募につながりました。
    面接官:そうですか。どちらの営業所を利用しましたか?
    応募者:渋谷営業所でした。店舗で物件を四件に絞り込んだ後で現地に案内していただき、上北沢のワンルームに決めました。担当の方には周辺の住環境についてもいろいろ教えていただき、大変助かりました。

  17. サービス:ホテル
    面接官:ホテル業界は勤務時間や休日が一般企業とは違いますが、そういった点は納得していますか?
    応募者:はい。私は御社のホテルのテストランでアルバイトをしていますので、社員の方たちの勤務形態は身近に見て知っています。不規則な勤務シフトですが、ホテルマンとしてお客様にサービスを提供し満足していただくことが私の目的ですから、全く気になりません。
    面接官:そうですか。ところで、当社では入社後5年は現場勤務をしてもらいますが、その後は社員の希望も聞きながら所属部署を決めていきます。あなたは、希望する部署がありますか?
    応募者:はい。商品企画部希望です。昨年ブライダルコーディネーター検定2級の資格を取得しました。

  18. 情報・通信:情報処理
    面接官:IT業界の風土はいわゆる日本の伝統的な業界とは違いますが、そのことをどう思いますか?
    応募者:はい。日本の伝統的な風土についてよく知っているわけではありませんが、ITは新しい業界ですから、違うのは当然だと思います。
    面接官:IT業界の風土の特徴はどのようなものだと思いますか?
    応募者:はい。個人の能力がより強く求められているのではないかと思います。一般的に日本の企業は集団主義だと言われていますが、IT業界はその前にまず一人一人が高い能力を発揮しないとやっていけないのではないかと思います。私自身はそういった動き方に強い魅力を感じます。

  19. 流通・小売り:コンビニ
    面接官:コンビニ業界で業績を上げるには、何が一番大切だと思いますか?
    応募者:はい。やはり、他店との差別化をはっきりさせることだと思います。
    面接官:例えば、弊社で言えば何ですか。具体的に説明してもらえますか?
    応募者:はい。最近で言えば、ネットや書店で注文した雑誌や書籍が24時間御社のお店で受け取れるサービスです。しかも、送料も手数料も無料でというのは御社だけですし、顧客満足度は大変高いと思います。

  20. 運輸:航空
    面接官:航空業界で発揮できるあなたの能力は何だと思いますか?
    応募者:はい。冷静な判断力と臨機応変な行動力だと思います。トラブルが生じた際に状況を的確に判断し、マニュアルに即した適切な対応が取れる自信があります。
    面接官:第三者からそのような評価を受けたことがありますか?
    応募者:はい。自動車免許を取得するために教習所に通っていた時に、運転中の判断が適切だと指導教官からほめてもらったことがあります。実は卒業実技試験の際に、対向車が信号を無視して突っ込んでくるという状況に見舞われたのですが、私は急遽者を路肩によせ、難を逃れました。初心者ながら冷静に良い対応ができたと評価をしてもらい、無地に合格することができました。

3-5 通し練習:入室から退室まで

個人面接では、1つの質問に答えたら、全く別の次の質問に移るのではなく、志願者の発言を掘り下げるような質問が繰り返されることがよくあります。そのため自分の経験を具体的に語れ、そこから何を学んだかを語れるように準備しておく必要があります。他人とは違う自分だけの経験を、どのように目標を立てどのような工夫を行いどのように仲間を巻き込んだのか、具体的に語りアピールできるようにしておくといいでしょう。
ここでは、3人の個人面接を通して、個人面接の疑似体験をします。3人の例を参考に、自分だったらどう答えるのか考え、シミュレーション会話を作って練習しましょう。

名前(国籍) 大学の専攻 業種
1 ワン・チジン(中国) バイオテクノロジー 種苗会社
2 ジョン・ミンス(韓国) 観光学 ホテル
3 スーザン・ミラー(カナダ) 経済学 結婚式場
  1. 種苗会社
    ワ ン:(ノック*3回)
    面接官:はい。どうぞ、お入りください。
    ワ ン:失礼いたします①。東京農工大学のワン・チジンと申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
    面接官:ワン・チジンさんですね。どうぞそちらにおかけください。
    ワ ン:はい。失礼いたします②。(座る)
    面接官:ワンさんは中国の方ですね。中国のどちらの出身ですか?
    ワ ン:はい。大連の出身です。
    面接官:大連ですね。日本在住はどのくらいですか?
    ワ ン:はい、5年になりました。日本語学校時代に2年、大学に入ってから3年です。
    面接官:5年、ですね。では、まず、あなたの日本語能力について教えてください。
    ワ ン:はい。日本語学校の時にN1に合格しました③。ですが、やはり、大学一年の頃は講義を聞き取るのが大変でした。今はそういうこともほとんどありません。特に語彙力や読解力には自信があります。アルバイトやボランティアをする中で自然な会話力も身についたと思います。
    面接官:では、ワンさんの大学の専攻を教えてください。
    ワ ン:はい、専攻はバイオテクノロジーです。
    面接官:具体的にはどんなことを勉強したんですか。
    ワ ン:はい。主に野菜の品種改良です。特に、レタスの水耕栽培などに取り込んできました。
    面接官:そうですか。では、勉強以外で何か頑張ってきたことはありますか。
    ワ ン:はい。大学周辺の地域でですが、高齢化で人手不足になった農家のお手伝いをボランティアで3年間続けてきました。
    面接官:へえ、高齢者をお手伝いですか。お手伝いというのはどんなことをするんですか。
    ワ ン:大きいのは、6月の田植えや秋の稲刈りなどです。他にも、雑草取りや麦の種まきなど、定期的にたびたびお手伝いをしてきました。あ、お祭りの準備にも参加しました。
    面接官:そのボランティア活動から得たことはありますか?
    ワ ン:はい、あります。例えば、機械化された効率的な農作業を実体験できたことや日本の高齢化の問題を実感したことです。親の農業を継ぐ子どもが減ったのは、中国でも同じですが、切実問題だと思います。
    面接官:確かにそうですね。では、次に、ワンさんが弊社を志望する理由を教えてください。
    ワ ン:はい。まず、仕事として野菜の品種改良に携わるには種苗会社が一番だと思ったことです。また、大学の専攻の関係で御社の社員の方と接する機会が多く、いろいろ教えていただく中で、御社の業務内容に大きな魅力を感じたことです。社員の皆さんの専門知識が豊富であることに驚きましたし、自分もそうなりたいと思いました。専門知識とボランティアの経験を活かして、ぜひ日本の農業生産の今後に貢献したいと思っています。
    面接官:そうですか。ところで、弊社のような日本企業で動く時に、一番大切なことは何だと思いますか?
    ワ ン:はい。私は、日本企業では個人の力が求められるのはもちろんですが、それ以上に集団で力を発揮することが強く求められていると思います。
    面接官:では、ワンさんが弊社で動くことになった場合、自分の力を発揮するために、専門知識以外には何が必要だと思いますか?
    ワ ン:専門知識以外で…ですか?はい。業務における「報・連・相」④の理解と実践だと思います。また、業務遂行のための「PDCAサイクル」⑤も重要だと思います。
    面接官:なるほど。それは業務以外でも大切だと思いますが、ワンさんはこれまでそのような実践はしてきましたか?
    ワ ン:はい。先ほどお話ししたボランティアサークルのリーダーをする中で自分なりに実践してきました。農家の高齢者の方たちとサークルのメンバーがうまく協働していくには、そういったルールや手法をを知って実践することが大切だと思いますので。
    面接官:そうですか。ワンさんは、サークルのリーダーとして周囲からどう見られていたと思いますか?
    ワ ン:はい。情報をわかりやすく伝えるという点では評価されていたと思います。農家の方の話をメモを取りながらきちんと聞き、重要な作業の日程や行程などがメンバーに正確に伝達できるように心がけました。そのために日本語の勉強にも力を入れましたし、敬意が伝わるように高齢者への話し方にも気をつけました。
    面接官:なるほど、いろいろ考えてやってきたわけですね。では、弊社に入社したとして、プロジェクトワークであなたが最大限に力を発揮できるのはどのようなことだと思いますか?
    ワ ン:はい。品種改良に関する専門知識を業務に活かせることが一番だと思います。同時に、ボランティアリーダーとして学外のいろいろな人と話をする機会が多かったので、人間関係調整役のような業務でも力が発揮できると思います。
    面接官:そうですか…。分かりました。では、面接はここまでということで、ご苦労様でした。今後の予定については別室で担当の者が説明しますので、控え室で待っていてください。
    ワ ン:はい。本日はありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。⑥(椅子から立ち上がる)失礼いたします。

    1 「失礼いたします」はドアを開けて入室する時の挨拶です。退室してドアを閉める時にも、同様に「失礼いたします」と挨拶します。
    2 席を勧められたら、「失礼いたします」と言って椅子に座ります。席を勧められる前に何も言わずに座るのは失礼なマナーです。
    3 日本語能力試験やBJTビジネス日本語テストに合格していれば、合格したレベルを必ず伝えます。上の二つの試験は日本語能力を測る基準として企業に知られています。
    4 ビジネスでスムーズな業務のためのコミュニケーション三原則と言われています。報は報告、連は連絡、相は相談を表します。
    5 業務の効率的な遂行のためのサイクルのことです。Pはplan、Dはdo、Cはcheck、Aはaction、を表します。
    6 面接を終えたあとは、感謝の気持ちをこめてお礼を言いましょう。この時、言葉だけではなく丁寧にお辞儀をすることも忘れないようにします。

  2. ホテル
    ジョン:(ノック*3回)
    面接官:どうぞ、お入りください。
    ジョン:失礼いたします。世界平和大学、ジョン・ミンスと申します。よろしくお願いいたします。
    面接官:はい。どうぞおかけください。
    ジョン:はい。失礼いたします。(座る)
    面接官:では、まず最初に当ホテルを志望される動機をお話しください。
    ジョン:はい。私は日本に来る前に韓国の大学で観光を学びました。そこで、観光には大きな楽しみが三つあると考えました。その三つとは、宿泊、観光、食事、です。中でも、宿泊は旅の拠点になると考え、ホテルへの就職を決めました。御社は旅を創造する形で、観光と食事にも様々な提案をされていると思います。旅のプロデュースを学んできた私は、新たに外国人の視点での貢献ができるのではないかと考え、御社を志望いたしました。
    面接官:そうですか。具体的にどのようなことをお考えですか。
    ジョン:はい、韓国では名所を巡るような観光ではなく、体験型の観光が注目を集めています。そこで、お寿司、お蕎麦、キャラクター弁当、といったものの調理体験をしたり、着物の気付けた体験をして写真を撮ったり、花火をしたりなどを、旅の行程に入れてはどうかと考えました。また、韓国人は体を動かすことが好きですし、トレッキングのマップを韓国語版や英語版で作成して提供したりすることで、活動派の観光客に忘れたれない旅を提案できるのではないかと考えます。外国人観光客を取り込むことができれば、地域産業も発展するのではないかと考えます。
    面接官:そうですか。地域産業というと、例えば何か考えがありますか。
    ジョン:はい。例えば体を動かすような体験型の観光は、温泉やお食事などをより楽しんでもらえるきっかけになると思います。また調理体験などでは今までお土産となかったような、例えば「おにぎりメーカー」や「お弁当箱」、あるいは「茶道具」、といったものが、その存在を知ってもらうことで新たなニーズにつながるのではないかと思います。
    面接官:なるほど。では、あなたがこの地域に韓国人を多く呼び込めると思う理由は何ですか。
    ジョン:はい。現在、韓国人観光客に人気がある日本の観光地は、東京、そして大阪、となっています。しかし、旅慣れた観光客はすでに数回来日し、大都市では味わえない観光を望んでいるように感じています。以前は都市でショッピングを楽しんだ観光客は現在、別府や由布院などといった地方の自然と温泉がある町に流れ出しているようです。韓国人にとって穴場と呼べる地域は日本にはたくさんあり、こちらもその一つに食い込めると思います。韓国の旅行会社と提携を結び、この地域をPRしていけば新たな温泉の名所になり得ると考えています。
    面接官:そうですか。では、今、在籍している世界平和大学で、一番取り込んでいらっしゃることは何ですか。
    ジョン:はい。私は大学2年から、友人たちと一緒に留学生新聞を発行しています。日本での生活のアドバイスや、私たち留学生の好みに合う大学周辺のおいしいお店情報やアルバイトで失敗談や心が温まる体験談などを、日本語と韓国語と英語の3ヶ国語併記で、年に4回ですが、発行してきました。1回に1000部発行し、大学だけでなく、最寄り駅や公民館などにも置かせていただき、地域の方々にも読んでいただいています。
    面接官:それは面白そうですね。どうして新聞を作ろうと思ったんですか。
    ジョン:はい。2年生になり後輩もできましたので、自分たちの体験を伝えたいと思いました。また留学生の目線から見た日本社会を日本の方にも知っていただきたいと考えたからです。
    面接官:そうですか。分かりました。では、どんなことでもいいですから、あなた自身について自己PR⑦してください。
    ジョン:はい。私は一言で言うと、楽しいことが大好きな人間です。大学で留学生新聞を書くのもこの楽しさの共有のためです。将来、御社で様々な旅のご提案をさせていただきたいのも楽しさを多くの人と共有したいからです。楽しいことが待っていると思えば、苦労も苦労だとは思いません。これからも学ぶべきことは多くありますが、ぜひ御社で多くの人々に喜んでもらえる仕事がしたいと考えています。
    面接官:そうですか。分かりました。ではこれで終わります。
    ジョン:本日はありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。(椅子から立ち上がる)失礼いたします。

    7 自己PRは長くならないように端的に述べます。長くても1分以内にまとめます。

  3. 結婚式場
    ミラー:(ノック*3回)
    面接官:はい、どうぞ、お入りください。
    ミラー:失礼いたします。世界平和大学、スーザン・ミラーと申します。どうぞよろしくお願いいたします。
    面接官:はい。どうぞおかけください。
    ミラー:ありがとうございます。失礼いたします。(座る)
    面接官:では、面接を始めたいと思います。では、早速ですが、わが社を志望される理由について60秒ぐらいでお話しいただけますか。
    ミラー:はい。私はブライダル業界に就職したいと考えています。理由としては、結婚は人生の新たな出発を応援する場であり、非常にやりがいのある仕事だと感じているからです。その中で特に私はウェディング・プランナーを志望しています。非常に責任のある仕事ですが、私は人に喜んでもらうことが好きですので、責任を果たした後に喜びが得られると考えています。そしてウェディングプランナーとして仕事をする際、お客様のご希望をできる限り全力でサポートできる環境で働きたいと考えました。ゲストハウス・ウェディングという形を取られている御社の最高の施設で最高のサービスを提供したいと思います。このような理由から御社を志望しました。
    面接官:はい。ありがとうございました。ミラーさんはウェディング・プランナーと志望しているということですが、このウェディング・プランナーに必要だと思う能力を三つ挙げるとしたら、どのような能力でしょうか。
    ミラー:はい。ウェディング・プランナーは結婚式全体をプロデュースするため、様々な能力が必要とされます。中でもお客様のご要望を具体的に聞きだすヒアリング力、そしてプロとしての立場からお客様に喜んでいただくための提案力、それから他のスタッフとチームとして動くため、コーディネーション力だと思います。ただ、こうした能力以上に必要なのは、何よりもお客様に幸せを提供したいという気持ち、真心だと思っています。
    面接官:そうですか。では、ミラーさんは人に喜んでもらうことが好きだと言うことですが、今まで一番人に喜ばれたと感じたのはどんなことですか。
    ミラー:はい。私の中で一番だと思えることをお話しさせていただきます。実は姉が去年、妊娠して出産したのですが、妊娠した時に、聴診器をプレゼントして、姉夫婦に喜んでもらえたことです。義理の兄は、聴診器を姉のお腹にあてては、赤ちゃんの成長を確認していたそうです。子どもが大きくなったらこの聴診器を見せるのが楽しみだと言ってくれました。私が聴診器を選んだことで、それが家族の絆や命を感じる時間につながったのだと思い、大変嬉しかったです。
    面接官:そうですか。ところで、ミラーさんはどうして日本に留学したのですか。
    ミラー:はい。日本は歌舞伎や神社のような伝統的な文化と、最先端の科学技術、そして、ゲームやアニメといったポップカルチャー、それに分刻みで正確に走る鉄道網など、いろいろな側面が融合した不思議で面白い国だと子供も頃から思っていました。こうした純粋な日本に対する興味から高校時代に日本語の勉強を始めたのですが、そこで日本人の留学生と友達になりました。彼女との交流の中で日本をもっと知りたいという気持ちが強くなり、日本留学を決めました。
    面接官:なるほど、そうですか。ところで、ミラーさんは経済学専攻ですね。どうして経済学を専攻したのですか。
    ミラー:はい。高校生の時、将来は社会や経済のことがきちんと分かる教養のある大人になりたいと思いました。そのためには経済学が一番いいと考えたからです。大学時代にファイナンシャルプランナーの資格も取得しました。
    面接官:そうですか。では、あなたは5年後、10年後にどうなっていたいですか。
    ミラー:はい。5年後は、ウェディング・プランナーとして多くの方に喜ばれ、自分でも自信を持って動ける自立した存在になっていたいと思います。10年後は、後輩を育てつつ新たな課題に挑戦し続けるウェディング・プランナーでいたいと思います。
    面接官:そうですか。では、成長を続けるためには何が必要だと思いますか。
    ミラー:成長を支え合い、競い合い、認め合うことができる仲間の存在だと思います。そういった仲間意識がある職場環境が組織および個人の成長を可能にすると思います。
    面接官:ところで、他にはどんな企業を受けていますか。
    ミラー:はい。今まで20社はどの説明会参加し、ブライダル関係とアミューズメントパークの10社を受験しました。どの企業も人に幸せを提供するという点で魅力を感じました。
    面接官:そうですか。すでに内定したところは、どこかありますか。
    ミラー:いえ、まだありません。一社、数日前に最終面接を受けましたが、結果はまだいただいていません。ただ、私としては御社が第一志望です。
    面接官:そうですか。では、最後に何か聞きたいことはありますか。
    ミラー:はい。いま、ブライダル産業は多角化の傾向にあると言われていますが、新しいアイデアやサービスを企画するのは御社ではどういった部署でしょうか。
    面接官:そうですね。企画営業課というところが中心になってやっていますけど、新しいアイデアやお客様の声といったものはすぐに企画営業課に挙げるようにしています。若い女性の発想はこの業界では大事ですからね。皆自由に活発に提案していますし、採用されることも多いですよ。
    ミラー:そうですか。女性が活躍できる業界ということですね。私も頑張りたいです。
    面接官:ぜひ頑張ってください。では、これで面接を終わります。ご苦労様でした。
    ミラー:はい。本日はありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。(椅子から立ち上がる)失礼いたします。

3-6 マイページ

質問に対する自分なりの答えを作り、音声に合わせて実際の面接シミュレーションをしましょう。

  • Case 1
    あなた:「ノック*3回」 面接官: どうぞ、お入りください。
    あなた: 〇〇
    面接官: どうぞ、そちらにおかけください。
    あなた: 〇〇
    面接官: では、まず最初に、当社を志望される動機をお話しください。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。具体的にどのようなことをお考えですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: なるほど。では、今在籍している大学で、あなたが最も真剣に取り組んでいらっしゃることは何ですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。分かりました。では、どんなことでもいいですから、あなた自身について自己PRしてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。分かりました。ではこれで終わります。
    あなた: 〇〇

  • Case 2
    あなた:「ノック*3回」 面接官: はい、どうぞ、お入りください。
    あなた: 〇〇
    面接官: はい。どうぞおかけください。
    あなた: 〇〇
    面接官: では、面接を始めます。早速ですが、わが社を志望される理由について一分程度でお願いします。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。ところで、あなたが日本に留学した理由を教えていただけますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: あなたが感じる、日本の良いところと悪いところはどんなところだと思いますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、あなたは5年後、10年後にどうなっていたいと思いますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: ところで、弊社以外にはどのような企業を受けていますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。すでに内定したところは、どこかありますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、これで面接を終わります。ご苦労様でした。
    あなた: 〇〇

  • Case 3
    あなた:「ノック*3回」 面接官: はい。では、どうぞそちらにおかけください。
    あなた: 〇〇
    面接官: 日本在住はどのくらいですか?
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、まず、あなたの日本語能力について教えてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: はい、では、次にあなたの長所と短所について教えてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: では、あなたの大学の専攻を教えてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: 具体的にはどんなことを勉強したんですか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、勉強以外で何か頑張ってきたことはありますか。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。では、弊社を志望する理由を教えてください。
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか。ところで、弊社のような日本企業で動く時に、一番大切なことは何だと思いますか?
    あなた: 〇〇
    面接官: なるほど。では、あなたはそのような動き方の中で、自分の力を発揮し、会社に貢献できると思いますか?
    あなた: 〇〇
    面接官: あなたが自分の力を発揮するために、専門知識以外には何が必要だと思いますか?
    あなた: 〇〇
    面接官: なるほど。それはとても大切だと思いますが、あなたはこれまでそのような実践はしてきましたか?
    あなた: 〇〇
    面接官: なるほど、いろいろ考えてやってきたわけですね。では、弊社に入社したとして、その経験をどのように生かせると思いますか?
    あなた: 〇〇
    面接官: そうですか、わかりました。では、面接はここまでということで、ご苦労様でした。今後の予定については別室で担当の者が説明しますので、控え室で待っていてください。
    あなた: 〇〇

3-7 この課の表現・ことば

  • ~に努める:新たなスキルの向上に努めます。

  • 違和感を覚える:来日直後は日本の習慣に違和感を覚えました。

  • エネルギーを注ぐ:新規事業の推進にエネルギーを注ぎます。

  • ~を取得する:ウェディングプランナーの資格を取得しました。

  • 最後までやり抜く:辛くても最後までやり抜くことが大切です。

  • ~ように心がけている:毎日8時間は寝るように心がけています。

  • ~を活かす:私の語学力を貿易業務に活かしたいです。

  • ~に魅力を感じる:市場開発業務に魅力を感じます。

  • ~を務める:ゼミの幹事を務めています。

  • ~に関わる:新事業立ち上げに関わる業務が希望です。

  • 責任を果たす:一社員としての責任を果たすべく努力します。

3-8 困ったときの答え方・フレーズ集

  1. 面接で

    • すぐに答えられないとき(時間稼ぎ)

      • えー、そうですね…
      • あ、はい、私の場合には…
      • いろいろなケースが考えられますが…、そうですね・例えば…
      • うまく説明できるかどうか分かりませんが…
    • 質問が聞き取れなかったとき

      • すみません…、もう一度お願いできますでしょうか。
      • 申し訳ありません。コンプラ…?恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか。(*コンプライアンスという言葉が聞き取れなかったとき)
    • 質問の内容が理解できなかったとき

      • 申し訳ありませんが、〇〇と言うのは、例えばどのようなことでしょうか。
    • グループ面接で、自分の言いたいことを前の人が言ってしまったとき

      • 〇〇さんと同じ意見なんですが、…
      • 〇〇さんもおっしゃいましたように、…
      • 私も〇〇さんの意見と同様に、…
  2. 電話で

    • 途中で電話が切れてしまったとき

      • 先ほど〇〇様とお話ししていましたが、お電話が途中で切れてしまいました。恐れ入りますが、〇〇様をお願いできますでしょうか。
    • 電話に出られず、折り返すとき

      • ご担当の〇〇様からお電話いただきました〇〇大学(*所属)の〇〇(*名前)と申します。恐れ入りますが、〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。
    • 折り返したものの、担当者が不在なとき

      • 恐れいりますが、〇〇から電話があったと、ご担当の〇〇様にお伝えいただけませんでしょうか。
      • ご担当の〇〇様は、いつ頃お戻りになりますでしょうか。
  3. 面接の前に

    • 会場に遅れそうなとき

      • 申し訳ありません、3時に面接の予定のワンと申します。電車の事故(*遅れる理由)がありまして、〇〇分ほど遅れてしまいそうなんですが…
    • 遅れて受付する、または遅れて入室するとき

      • 遅くなって申し訳ありません。

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