会話による ソフトウェア工学の開発実践07 - 用語辞書

Posted by WZhong on Sunday, January 21, 2024

TOC

単語

用語辞書 ようごじしょ 术语词典
ライフ・サイクル 生命周期
維持する いじする 维护
誤解 ごかい 误解
整合性 せいごうせい 统一性,整合达到统一的程度
別名 べつめい 其他名称
意味・記述 意义,描述
連語 れんご 关联词
用例 ようれい 使用实例
品番 ひんばん 货物编号
編集 へんしゅう 编辑
各側面 かくそくめん 各个方面
配布 はいふ 分发
やり方 やりかた 做法
配る くばる 分发
無駄 むだ 无用,浪费
混乱 こんらん 混乱
生じる しょうじる 发生
普及する ふきゅうする 普及,流行
参照する さんしょう 参考
早速 さっそく 马上,尽快

ポイント

  • それはいいですけど、しかし、… → 那件事好是好,但是…

  • 大変ではないかと思いますけど。 → 我想那是非常辛苦的。

会話

会話の背景

  • システム分析段階では、用語辞書の作成を大事にしなければならない。ユースケースやコンセプト図または詳細設計時のクラス図まどもこの辞書で定義される用語に基づいて作成する必要がある。
  • 用語辞書のライフサイクルはプロジェクトまたはシステムと同じであり、用語辞書をシステム分析からメンテナンスまで、ずっと維持する必要がある。また、全てのプロジェクト参加者は、必要に応じて用語辞書を参照しなければならない。そうすることにより、コミュニケーション上で起こる相互理解の不足や誤解を回避することができる。

登場人物

  • 近藤:システムアーキテクト
    鈴木:開発チームリーダー
    山田、田中:開発チームメンバー

会話内容

  • 鈴木:

    • こんばんは。今日の昼には時間が無かったため、午後のミーティングは今からしますが、よろしくお願いします。
    • そろそろユースケースの作業が終わり、前回議論していたコンテキスト図やコンセプト図なども作成しています。今日は近藤さんに用語辞書のことを皆さんに説明してもらいたいと思います。
  • 田中:

    • 我々も辞書を作るのですか?
  • 近藤:

    • そうです。ここでの用語辞書と言うのは、われわれがこのシステムを開発するために必要な辞書のことです。
  • 田中:

    • それには何を載せるのでしょうか?
  • 近藤:

    • 基本的には、我々が今から使う言葉、名詞や動詞でも、用語辞書に入れてもらいます。
  • 田中:

    • その辞書の目的は?
  • 近藤:

    • そうですね。今、我々は分析をしていますが、これから詳細設計に入り、その後はコーディングをします。その時クラスを定義したり、メソッドを定義したりしますから、用語をちゃんと定義しないと、今話していることが、これから開発するシステムと整合性が取れなくなる恐れもあると思います。
  • 田中:

    • そうすると、各項目には、どんなものがありますか?
  • 近藤:

    • これははっきりとルールはないですが、我々の経験だと、一つの項目には名前、別名、英語名、意味・記述、連語、用例などが必要と思います。
  • 鈴木:

    • 例をあげていただけるでしょうか?
  • 近藤:

    • いいです。たとえば、見積という項目を例として、以下のようになると思います。
    • 名前:見積
    • 別名:見積もり
    • 英語名:Quotation
    • 意味・記述:お客様が注文する前に、品物の値段や品番などをまず調べる。その時の問い合わせは見積と定義する。
    • 連語:見積依頼、見積書作成、見積情報の照会など。
    • 用例:お客様が見積を依頼する。
  • 山田:

    • それは分かりやすいですね。これだと開発する時には皆で、同じ言葉を使うことができます。
  • 近藤:

    • 用語辞書は開発する時に使うだけではなく、メンテナンス時にも使います。こんな辞書がないと、メンテナンスの人は大変ですから。
  • 山田:

    • そうすると、この用語辞書のライフサイクルはプロジェクトまたはシステムと同じになりますね。
  • 近藤:

    • そうです。すべてのプロジェクト参加者は用語辞書を参照しますから、システム分析からメンテナンスまで、用語辞書をずっと維持する必要があります。
  • 鈴木:

    • それはいいですけど、しかし、誰が責任を持ってこの辞書を作るか、誰が責任を持ってこの辞書を維持していくかが問題ではないかと思いますけど。
  • 近藤:

    • その通りです。用語辞書に関しては、まず作成また編集の責任者が重要です。というのは、用語はシステムの各側面から出てくるので、できるだけ、皆から集める必要があります。その集める方法を考えなければなりません。
  • 鈴木:

    • そうですね。用語辞書の配布も問題になると思います。これまでのやり方だと、紙に印刷して開発チームメンバーに配ることはできます。しかし、特に分析設計段階では用語辞書もよく変更されますので、いちいち配布すると、紙も無駄だし、皆に混乱を生じる恐れもあります。
  • 近藤:

    • 最近、ウェブの方法で用語辞書を作ったり管理したりする方法が普及してきました。というのは、用語辞書のサイトを立ち上げれば、皆が追加することができます。またどこでもいつでも参照することもできます。いかがでしょうか?
  • 鈴木:

    • それはいいと思います。
  • 山田:

    • 最近Wikiというものを見ました。あれを使えば、チームメンバーが自由に追加したり、参照したりすることもできます。できれば、適当なWikiエンジンを使って、用語辞書を作ったらどうでしょうか?
  • 鈴木:

    • それはいい考えかもしれませんね。早速参考にして作ってみましょう。
    • 今日はここまでにしましょう。近藤さん、どうもありがとうございました。
    • 皆さん、どうもありがとう。
  • 皆:

    • どうもありがとうございました。

「真诚赞赏,手留余香」

WZhong

真诚赞赏,手留余香

使用微信扫描二维码完成支付